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バンコクのコンドミニアム、住民チャットを覗いたら苦情だらけだった

タイでの生活

タイのバンコクに移住して3年が過ぎました。

現在住んでいるコンドミニアムには、共用施設の予約や配送物の到着などを知らせてくれるアプリがあります。このアプリは日本語にも翻訳できるので、私たちも便利に使っています。

コンドミニアムの住民向けアプリ自体は、ほかのコンドミニアムにもあるので珍しいものではありません。

ただ、今のコンドミニアムで初めて見たのが、住民が自由に意見を書き込めるチャット機能です。

赤矢印の「ソーシャル」をタップすると住民チャットです
色々な方が色々な意見を書き込んでいます

施設利用の疑問点、商品や不用品の売買、忘れ物の情報、お友達募集、部屋の賃貸情報などもありますが、圧倒的に多いのが苦情や意見です。

感覚的には、投稿の50%以上が苦情や意見だと思います。

内容は、騒音、タバコや大麻の匂い、ゴミ集積所、共用施設の使い方、排水管の悪臭など様々です。

他の住民に対する苦情とか要望もありますが、中でも圧倒的に多いのが管理会社への苦情。

今回は、そんな住民チャットに書かれていた中から、管理会社への苦情も含めて特に印象に残ったものを紹介したいと思います。

フードデリバリーを間違えて持っていく人

タイではフードデリバリーが非常に盛んです。

ただ、日本と少し違うのが、タイのコンドミニアムでは、セキュリティ上の理由などから、配達員が部屋まで届けるのではなく、決められた場所に料理を置き、住民が自分で取りに行く方式が一般的です。

そのため、同じような袋が並んでいると、間違えて他人の料理を持っていってしまう人もいるようです。

住民チャットにも、

「自分が注文した料理がない」

「誰かが間違えて持っていったのではないか」

という苦情が出ています。

中には、防犯カメラを確認して、

「犯人はこいつだ。しかも意図的で何回もやっている。みんな気をつけろ」

という感じで、犯人と思われる人物の顔写真を加工せずに投稿している猛者もいました。これはさすがに大丈夫なのかと思いましたが、それだけ腹が立ったのでしょう。

管理側も料理を置く場所に番号を付けるなど対策をしていますが、それでも苦情はなくなりません。

タイではフードデリバリーが生活の一部になっているからこそ、こうしたトラブルも起きるのでしょう。

管理事務所も間違えないように番号をふって対応しています。配達員からは必ず置いた場所の画像が送られてくるので、何番に置いたということが確認できます。

一番多いのは管理会社への苦情

住民チャットで圧倒的に多いのが、コンドミニアムを管理している会社への不満です。

内容は、

「予約した共用施設の鍵が開いていない」

「エアコンが点いていない」

「共用Wi-Fiがつながらない」

「スタッフにお願いしても対応が遅い」

「ネットショッピングの荷物がなくなった」

「メンテナンスが予定時間になっても終わらない」

など、本当に様々です。

私たちも管理事務所にお願いすることがありますが、簡単なリクエストでも10~20分くらいかかることは普通にあります。

場合によっては1時間以上待たされたり、何度もお願いしないと対応してもらえないこともあります。

もちろんスタッフの人数や仕事量を考えれば、すぐに対応できないこともあるでしょう。

ただ、住民が一番腹を立てているのは、単純に「遅い」ということだけではありません。

対応しない、言うことが変わる、責任を取らない、時には「私は知らない」と開き直る。

こうした対応への不満がかなり多いのです。

そのため、チャットには、

「この管理会社はひどすぎる」

「管理会社を変えるよう総会で議題にするべきだ」

といった書き込みまで出てきます。

中には、

「バンコクのコンドミニアムの管理なんて、どこもこんなもの」

という人もいますが、これはかなり少数派です。

すげー怒っているチャットの一例

預けた荷物がなくなる

バンコクのコンドミニアムでは、ネットショッピングで購入した商品をいったん管理事務所が預かり、荷物が届くと住民にアプリで知らせ、本人が取りに行く方式が一般的です。

配送業者も、届けた荷物の写真を撮って「届けました」と連絡してきます。

ところが、

「届いたはずの荷物がない」

という問題が時々起こります。

原因は想像するしかありませんが、考えられるのは、

① 管理事務所が受け取ったものの記録をしていない、またはスタッフ間で情報共有できていない

② 配送業者が違う場所に配達している

③ 配送業者が「届けた」として写真を撮ったものの、実際には管理事務所に渡していない

④ 管理事務所が整理する前に、他の住民が持っていってしまった

などです。

④の可能性は低いと思いますが、実際に他人のフードデリバリーを持っていってしまう人がいるくらいなので、可能性がゼロとは言えません。

ただ、住民が特に問題にしているのは、荷物がなくなった後の管理事務所の対応です。

チャットには、

「最初と言っていることが違う」

「担当者によって話が違う」

「私は知らないと言われた」

といった書き込みが出てきます。

1日に何百個も届く荷物を正確に管理するのは大変だと思います。

それでも、中には高価な商品や本人にとって大切なものもあるでしょう。

金額の問題だけではなく、「届いた荷物をちゃんと管理してほしい」というのが住民の気持ちだと思います。

配達員は処理済ですが管理事務所は未処理の荷物がこんな風に表に置かれています。防犯カメラがあるので住民は盗みずらいですが、外部の人間には簡単に盗めてしまいます。
管理事務所のスタッフが処理中です。この後、事務所内に置かれることになります。実際には処理が全く追いつかない状態です。

エレベーターが数センチ落ちる?

そして、私がちょっと怖いと思ったのがエレベーターです。

住民チャットには、エレベーターの異常な動きについての投稿がかなりあります。

例えば、

「扉が少しだけ開いた状態で5秒ほど止まった」

「ガタンと音がして数センチ落ちた」

「目的の階に着いたのに、上下の矢印が点滅して扉が5秒ほど開かなかった」

など。

中には、「数メートル落下した」という投稿までありました。

私も「数メートル落下した」以外は、全て経験しました。エレベーターは命に関わることなので、さすがに笑って済ませる話ではありません。

実際、住民の中には管理事務所に直接何度も伝えたり、具体的な状況を文書にして提出した人もいました。

オーナーではない住民が、自分の部屋のオーナーに対応をお願いしたケースもあります。

それでもなかなか改善されず、中には外部のエレベーター関連団体に、

「このコンドミニアムでは、このような状態なのに普通にエレベーターを動かしています」

という内容の文書を提出した人までいました。

その後、ようやく点検や修理が始まり、現在は以前ほど変な動きをすることは少なくなりました。

ただ、今でもたまに「ガタッ」と音がして、数センチ下がるような感覚があることがあります。

これは正直、あまり気持ちのいいものではありません。

予定していた停電が終わらない

もう一つ、先月あった出来事です。

メンテナンスのため、朝9時から16時まで停電するという案内がありました。

停電自体は事前に分かっていたので、私たちもその時間は外出していました。ところが、16時になっても電気が復旧しません。

結局、電気が戻ったのは17時過ぎでした。

夕方にはエレベーターも止まったため、ロビーには人が溢れていました。もちろんエアコンも効きません。

「16時には終わる」と思って戻ってきても停電のまま自宅に戻ることも出来ません。笑ってしまうほどです。

日本で生活していると、予定時間というものをかなり信用しています。

もちろん日本でもすべての工事が予定通りとはいかないですが、ほとんどの場合は終了し、停電など生活に直結するような工事は時間を超過することはほぼありません。でも、タイでは時間が延びたり、予定より遅れたりすることは日常茶飯事で珍しいことではありません。

タイに3年住んでいると、こういうことにもだんだん慣れてきます。

「タイのコンドって、こんなもの」なのか?

ここまで書くと、「そんな管理会社なら、住むのが嫌にならない?」と思われるかもしれません。

実際、ここの管理会社は何をするにも対応が遅く、時には対応すらしません。何か問題があっても非を認めず、偉そうな態度や開き直ったような対応に、住民のみなさんもカチンとくるのだと思います。

もちろん、毎回すべての対応が悪いわけではありません。こちらがお願いしたことに気持ちよく対応してくれることも多く、スタッフ全員に不満があるわけでもありません。

ただ、何か問題が起きた際の対応が悪い時が多いことが、住民の大きな不満につながっているのだと思います。

このような管理会社の対応にイライラすることは多いです。それでも、日本ではなかなか経験できないことを、今まさに経験していると思うようにしています。

将来は日本に帰る予定なので、その時には、

「日本って素晴らしいな」

と、今まで以上に感じることがあると思います。

それは、タイで生活した経験があるからこそだと思います。

ずっと日本で暮らしていたら、日本では当たり前のことを当たり前だと思って過ごしていたでしょう。

時間通りに物事が進むことや、何か問題が起きた時にきちんと対応してもらえることも、日本に住んでいれば特別ありがたいとは感じないかもしれません。

でも、タイで生活しているからこそ、そうした日本の当たり前の良さを改めて感じられるのだと思います。

そう考えると、今の生活も私にとっては貴重な経験です。

もちろん、タイにも日本にはない良さがたくさんあります。

今住んでいるコンドミニアムは共用施設が充実しており、完全個室のコワーキングスペースが10室あるほか、ジムが2か所、シミュレーションゴルフ、音楽スタジオ、フォトスタジオなどもあります。

これらの施設を便利に利用させてもらいながら、毎日を有意義に過ごしています。

その他にも、タイには大型ショッピングモールが多く生活に便利なことや、人の優しさを感じる場面もたくさんあります。

もちろん、日本とは違うことでイライラすることもあります。それでも、それ以上にタイでの生活に満足している部分が多いからこそ、私たちは3年間バンコクで暮らしてきて、今のところ「タイに移住して良かった」と思っています。


タイ移住のブログです。興味のある方はこちらもご覧ください。
シンヒロのブログ | ~リタイアメントしてタイ移住をしています~

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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