※当サイトではGoogleアドセンス広告およびアフィリエイト広告を利用しています

タイに移住して良かったこと|タイ人との距離感が心地いいと感じる理由

タイでの生活

タイに移住して4年目の60歳の夫婦です。

前回の記事で、タイに移住して良かったと思っていることとして、海外で暮らすこと自体の楽しさや、現在のコンドミニアムの住環境、便利な立地などについて書きました。
タイに移住して良かったこと|不満もあるけれど、それでも3年以上暮らしている理由 | シンヒロのブログ

私が運営している「シンヒロのブログ」ではタイで暮らしていて不満に思ったことも結構書いていますが、だからといってタイでの生活が嫌なわけではありません。

むしろ、3年以上暮らしていると「タイに来て良かった」と思うことがたくさんあります。

その中でも、今回は少し説明しにくいのですが、【タイで暮らしていて感じる「人との距離感」】について書いてみたいと思います。

もちろん、タイ人が全員親切だとか、全員が奥ゆかしいという話ではありません。

中には、図々しい人もいますし、こちらが「ちょっと勘弁してよ」と思うこともあります。

それでも、3年以上暮らしている私たちが感じるのは、タイでは人との付き合いが何となく気楽だということです。

タイ人は意外と遠慮がち?

タイで暮らしていて感じることの一つに、「意外と遠慮がちだな」というものがあります。

もちろん個人差はあります。

それでも、私たちの感覚では、こちらに対してグイグイと入り込んでくる人が少ないように感じます。

例えば、混雑している電車ですがまだ乗れるのに乗ってきません。次の電車を待ちます。エレベーターも同様です。

「そんなこと?」と思われるかもしれません。

でも、こういう毎日の小さなことが、生活していると意外と心地いいのです。日本で生活しているときには、それほど意識していなかったことです。

ところがタイに来てみると、物理的にも精神的にも「なんとなく人との距離が楽だな」と感じることがあります。

妻も、タイで暮らしていて「日本では言いづらいことや伝えづらいことも、こちらでは何となく言いやすい」と言います。

本人も「なぜそう感じるのか、うまく説明できない」と言っています。

私自身も、はっきりした理由は分かりません。

ただ、相手との距離が近すぎないというか、変に構えなくてもいいというか、そういう気楽さは確かにあるように思います。

日本人に対して好意的に接してくれる人が多い

もう一つ、私たちが嬉しいと思うのが、日本人だと分かると好意的に接してくれる人が結構いることです。

もちろん、これも「タイ人はみんな日本人が好き」という話ではありません。

それでも、私たちが普段生活している中では、日本人だと分かるとニコニコしてくれたり、日本の話をしてくれたりすることがあります。

特に印象に残っているのが、よく利用するフードコートの店員さんです。

そこは、何種類も惣菜が並んでいて、自分で好きなおかずを選ぶタイプのお店です。

惣菜が並ぶ店 ※本文とは関係のない店です

あるとき、その店員さんから「日本人か?」と聞かれました。「そうです」と答えると、ニコニコしながら、おかずを1品サービスしてくれました。

それだけでも嬉しかったのですが、その後もご飯を大盛りにしてくれたり、おかずを少し多めにしてくれたり、行くたびに何かしらサービスしてくれるようになりました。

その方は、おそらくオーナーではなく雇われている店員さんです。そう考えると、店員さんが勝手にサービスしてしまって大丈夫なのかな、と少し心配にもなります。

お店のオーナーからすれば、「なぜこの客だけ?」と思うかもしれません。

でも、正直に言えば、やっぱり嬉しいのです。

親切にしてもらうと、こちらも何か返したくなる

その店員さんに良くしてもらうようになってから、私たちもたまに日本のお菓子を持っていくようになりました。

「いつもありがとう」という気持ちです。

これを「お礼」と言えば聞こえはいいのですが、見方によっては「えこひいきを助長しているだけでは?」と思われるかもしれません。

もちろん、最初から何かサービスしてもらうためにお菓子を渡したわけではありません。先に親切にしてもらったから、こちらも何かお返ししたくなっただけです。

こういう気持ちは、日本にいたときよりも自然に出てくるようになった気がします。

良くしてくれた人には、こちらも何かしてあげたくなる。大げさなことではありません。お菓子を一つ渡すだけです。

でも、そういう小さなやり取りがあると、単なる「客と店員」ではなく、少し顔見知りになったような感じがします。

量り売りのサラダをめぐる小さな楽しみ

もう一つ、タイで暮らしていて面白いと思った出来事があります。

近所のスーパーでは、夜になると量り売りのサラダが安売りされることがあります。通常は100gで40バーツ。自分で好きな種類を選んで容器に詰める方式です。

ところが、夜になると店員さんが詰めたサラダを一律60バーツで販売することがあります。これがかなりお得なのです。

量り売りのサラダ。新鮮で美味しそうです。

以前、買った安売りサラダを量ってみたところ、なんと約600gありました。

通常なら、

40バーツ×6(600g)=240バーツ。

それが60バーツですから、75%引きになります。日本円にすると、1バーツを5円として考えれば、1,200円相当が300円です。

これは買いたくなります。ただし、いつでも買えるわけではありません。

安売りが始まる時間も、おおむね19時ころなのですが、18時45分くらいのこともあれば、19時15分くらいのこともあります。

そもそも、その日に安売りをしないこともあります。そして、作られるのは6~10箱程度。人気があるので、出てくるとすぐになくなってしまいます。

そのため、私はいつの間にか「今日はサラダがあるかな?」と気にするようになりました。

店内から見えるバックヤードで、店員さんがサラダを詰めたり値札を貼ったりしていることがあります。

そんなときは、少し離れたところから「そろそろ出てくるかな」と様子を見ています。

今考えると、かなり怪しい客です(笑)。

あるとき、私が待っているのに気付いた店員さんが、まだ売り場に出していないサラダを1個持ってきてくれました。

「これ、いいのかな?」

と思いながらも、ありがたくいただきました。

店員さんの気遣いが嬉しかったので、次に会ったときに日本のお菓子を渡しました。その店員さんも露骨に喜んでくれました。

その後は、サラダがある日もあれば、ない日もあります。

「今日はあるかな?」

「今日はないか……」

と、一喜一憂するようになりました。

もはや安売りサラダを買うこと自体が、ちょっとしたゲームのようになっていました。

「サラダがない」と思ったら……

そんなある日のことです。

店内で安売りサラダを持っている人を見かけました。

「あ、今日はあるんだ」

と思って、私は少し早足でサラダ売り場へ向かいました。ところが、売り場を見てもサラダがありません。どうやら、すでに売り切れていたようです。

「残念だな」と思いながら売り場を見ていると、以前お菓子を渡した店員さんがやってきました。

私ががっかりしているのを見ていたようです。

すると、その店員さんはいつものサラダの箱を出してきました。そして、そこにサラダを詰め始めたのです。

最後に60バーツの値札も貼ってくれました。

「そこまでしてくれるの?」と思いました。

本来なら、すでに売り切れている商品です。

他のお客さんから見れば、「なぜあの人だけ?」と思われても仕方ありません。店員さんにとっても、誰かに見られて「おかしいじゃないか」と言われたら困るかもしれません。

日本だったら、こうした対応は今では難しいのでしょう。

でも、私は正直に言えば、嬉しかったです。

これは「えこひいき」なのかもしれない

冷静に考えれば、こういう対応は公平ではありません。

「お得意さんだから特別に」というのは、別の言い方をすれば「えこひいき」です。

ただ、私はこういう昔ながらのお得意さんへのサービスのようなものが、嫌いではありません。

日本でも昔は、商店などで「いつも来てくれるお客さんだから」と、ちょっとおまけしてくれたり、融通を利かせてくれたりすることがあったと思います。

もちろん、今の日本で同じことをやれば、場合によっては「他のお客さんにも同じようにしなければ不公平だ」と言われるかもしれません。

タイにも当然、そうした考え方はあるでしょう。ただ、私が生活していて感じるのは、日本よりもこうした小さな人間関係が表に出てきやすい場面があるということです。

「いつも来てくれるから、ちょっとサービスしてあげよう」

「この人には少し多く入れてあげよう」

そんな気持ちが、完全にはなくなっていないように感じます。

それを「いい加減」と見る人もいるでしょう。

「公平じゃない」と思う人もいるでしょう。

でも、私はこういう人間臭いところが、嫌いではありません。

良くしてくれる人には、こちらも何か返したくなる

考えてみれば、フードコートの店員さんに日本のお菓子を渡したことも、スーパーの店員さんにお菓子を渡したことも、同じなのだと思います。

良くしてもらった。

だから、こちらも何か返したくなった。

それだけです。

もちろん、何でもかんでも「タイだからいい」で済ませていいとは思っていません。困ることもありますし、「これはちょっと違うだろう」と思うこともあります。

それでも、こうした日本でも昔はあった、おおらかなやり取りを経験すると、タイで暮らしていることが少し楽しくなります。

観光でタイを訪れているだけでは、こういう関係はなかなか生まれません。

毎日のように同じ店へ行き、同じ店員さんと顔を合わせる。そうすると、少しずつ顔を覚えてもらい、こちらも相手のことを覚えていく。

こういうことは、実際にそこで生活してみないと分からない楽しさだと思います。

「タイ人はこうだ」とは言えないけれど

ここまで書いておいて、タイ人は親切だ、遠慮がちだ、奥ゆかしい、と断定するつもりはありません。

もちろん、人によって違います。

親切な人もいれば、そうではない人もいます。

図々しい人もいれば、そうではない人もいます。

タイ人だからこう、日本人だからこう、と簡単に分けられるものでもありません。

不満もあるけれど、それでもタイで暮らしている理由

タイで暮らしていると、日本と比べて「どうしてこうなるの?」と思うことも多々あります。

自分のブログでも、そういう話を書いています。でも、それだけではありません。

混んでいると乗ってこない。

グイグイ来ない。

店員さんが少しおまけしてくれる。

顔を覚えてもらう。

親切にしてもらったら、こちらもお菓子を渡したくなる。

そんな小さな出来事が、毎日の生活の中にあります。

一つ一つを記事にするほどのことではないかもしれません。

でも、こうした小さなことが積み重なって、「ここで暮らすのも悪くないな」と思わせてくれるのだと思います。そして、これもまた、私たちがタイに移住して良かったと思っている理由の一つです。

このブログでは、これからもタイで暮らしていて不満に思ったことを書くと思います。

その方が記事にしやすいからです。

でも、文句が多いからといって、タイが嫌いなわけではありません。

私たちは駐在員ではないので、もしタイでの生活が本当に嫌になったのなら、無理をして住み続ける必要はありません。嫌なら引っ越すことも、日本に戻ることだってできます。

それでも、気が付けばバンコクで暮らして4年目です。

本当に嫌なことばかりだったら、これほど長く暮らしているはずもありません。嫌なこともありますが、それ以上に、ここで暮らしていて良いと思うことや、楽しいと思うことがあるからこそ、今もバンコクで生活しています。

ブログでは不満を書くことが多いのですが、実際には、嫌なことも含めて毎日の生活を楽しみながら暮らしています。

65歳になったら日本に戻る予定ですが、それまではもうしばらく、タイでの生活を楽しもうと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

タイでの移住生活をブログにしています。よろしければご覧ください。
シンヒロのブログ | ~リタイアメントしてタイ移住をしています~

ピースボート地球一周の船旅

コメント

タイトルとURLをコピーしました