50歳中盤の夫婦が、タイ(バンコク)での海外移住生活をスタートしました。タイ語も英語も話せない私達が、タイの生活様式や慣習などで困惑したり、驚いたり、嬉しかったりしたことなどを綴っていくパート3です。今回は記録的な猛暑が続くタイの気候と、タイの人とのエピソードを綴っていきます。
パート1と2です。よろしければ以下からどうぞ。
タイの気候について
タイの気候は、熱帯性モンスーン気候です。日本の四季とは違い、常に暑いことが前提で、その中で、超暑い期間、雨が降る期間、ほとんど雨が降らない期間の3つに分かれています。
とにかく暑くて日中は40℃を超える日も。
毎日のようにスコールがある。降っている時間は長くても数時間程度。気温は30℃前後。
ほとんど雨が降らず、過ごしやすい。25℃~30℃前後。でも、大気汚染が深刻。
うだるように暑い暑季
当たり前のことをタイトルにしていますが、本当に暑いです。「40℃なんて大袈裟な」と思っていましたが、40℃越えは結構あります。日が落ちた19時くらいでも33~35℃くらいあってモアっとします。例年と比べても今年(2024年)は暑いようです。
参考までに、以下はスマホの10日間天気予報の気温予想です。
豪雨の雨季
ほぼ毎日、1回は雨が降ります。短ければ数10分長くても数時間です。夕方に降ることが多い印象です。雨自体はパラパラ降ることはほとんどなく、突然のスコールでザーッと降ります。降る量が半端ないので、道路も冠水します。気温は30℃前後です。
過ごしやすい乾季
朝晩は、窓を開けると涼しいくらいで快適です。昼間は30℃くらいになりますが、ほかの季節と比べたら、やはり良い季節です。
季節は良いのですが、大気汚染が深刻な時期になります。花粉症が無いのはタイのいいところではありますが、その代わりと言っては何ですが、PM⒉5の数値が高いです(特に1~3月)。工場や事業場からの排出、車両の排ガス、雨が降らない、風が吹かないことなどが原因で、数値は上がります。2024年の2月15日と16日には、タイの首都バンコクの都知事が公務員に対して、大気汚染悪化のため、在宅勤務を要請したほど。タイの中でも、北部にあるチェンマイ(こちらは焼き畑の影響が多いようです)が、バンコクよりも大気汚染は深刻なようです。
タイへ観光に来る際は、いつがいいのか
暑季 3~5月
とにかく暑い。夜になっても、熱気がすごい。でも、雨はほとんど降らない。
お薦め度:同率2位
雨季 6~10月
スコール以外は晴れているので、「雨が降ってきたら、休憩がてらお茶でもすればいい」と割り切れば、観光やお出かけも可能かなと思います。ただ、あまりの豪雨で道路が冠水し、交通網に影響が出ることもあり、予定通りにはいかない可能性も。
お薦め度:同率2位
乾季 11~2月
乾季は気温も低く、観光を薦めるベストシーズンであることは間違いないところ。大気汚染は一番ひどい時期ではありますが、過ごしやすく快適です。
お薦め度:1位
結論
ごくごく当たり前の結果で申し訳ありません。やはり観光には乾季が一番のお薦めです。
でも、暑季だから全くダメと言う訳でもなく、雨も降らないし、予定はたてやすいと思います。水分補給や頻繁に休憩をとるなどすれば、観光も出来なくはないです。確実に暑く、汗だくになるのは間違いありませんが・・・。
雨季は、1日のうち、どこかで、ほぼほぼ雨は降ります。予定はたてづらいですが、割り切って考えれば、気温も暑季よりは確実に低いので、身体への負担は少ないと思います。
タイ人はいい人
気候の話は終了して、ここからは別の話です。
いままでブログの中で、タイ人はいい人エピソードも何回か書いていますが、今回はドラッグストアの割引商品についてです。
割引の不織布マスクで
ワトソンというドラックストアがあり(バンコクでは、いたる所にあります)、そこでのエピソードです。
50%引きとあった不織布マスク(108バーツ約432円が54バーツ216円)をレジに持っていって会計してもらおうと思ったら、「半額にならない」とレジの人が言っているようでした。
連携プレイで
困っていると、後ろのタイ人の方が「これ単品では半額にならない。これ以外の対象商品を買えば半額になる。」と日本語で教えてくれました。「わかりました。ありがとうございます。」と伝えていると、隣で会計していた人が「私の購入品に対象商品が有るから、私が買ってあげるよ。商品代は現金で私に頂戴。」と言ってくれました。
隣で会計していた方は、タイ語だったのですが、私達の後ろにいた方が、全部通訳してくれました。お二人に「ありがとうございます」とお礼を言って商品代の54バーツを渡そうと先に50バーツ紙幣を渡したら、「OK」と言って、立ち去ってしまいました。「いやいや、あと4バーツ」と思い、財布の小銭入れから4バーツを取り出そうとしながら追いかけていると「NO、NO、NO、OK!OK!」と言って立ち去ってしまいました。普通であれば、何があっても追いかけて4バーツかそれ以上を渡さなければいけないのですが、何かそれも無粋な気がして結局払わず諦めました。とりあえず、レジに戻ってもう一度通訳してくれた人にお礼をと思ったが、もういない。何か申し訳ない気持ちになると同時に、いい人達だなぁと気持ち良くなってしまいました。
よくよく考えてみれば、その人も私達の不織布マスクを購入(代わりに会計)したことで、自分の対象商品も50%引きになったかもしれません。もしかしたら、私達の不織布マスクを入れても3点目とか4点目で自分の買った商品自体の割引にはなっていなかったかもしれません。でも、4バーツ約16円を受け取らなかったということは、私達の商品がプラスされたことで、自分の商品も半額になって得をしたと信じたいです。
隣で会計していた方と、私達の後ろにいた日本語が話せる方の連携プレーで50%の割引を享受出来ました。ありがたい、ありがたい。
態度の悪い人もいます
タイ人は良い人と書いておいて何ですが、もちろん全てのタイ人が良い人ではありません。タイでも普通に犯罪はありますし、銃撃事件もあったりします(タイは許可証があれば銃の購入が可能です)。半年くらい前にも、近くのショッピングモールで、違法に銃を入手した14歳の少年による乱射があり、7人の死傷者が出ました。もちろん、犯罪の発生率も日本より高いです。
また、タクシーやトゥクトゥクなどの「ぼったくり」が横行しています。
そして、犯罪ではありませんが、態度の悪い人もいます。普通にスーパーで商品の場所を訊ねた時に、面倒くさそうに「あっち」と何処だかわからない方向を指さしたり、こちらが何か言おうとすると言葉をかぶせてきて、何も言わせないようにしたり、レジの人がすごく不愛想だったり、細かい事ですが、そういう事もたまにあります。
でも、やはり日本と比べると良い人が多いと思います。自分をあまり主張しないというか、奥ゆかしいというか、優しいというか、そういう人がタイ人には多いと思います。そういうタイを移住の地に選んで本当に良かったなと、あらためて感じています。
今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。
ピースボート地球一周の船旅
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