いよいよタイ移住の日が迫り、自宅退去も秒読みとなってきました。日本の自宅は、売却が完了しているので、期日までには、全ての荷物をなくして空にしなくてはいけません。
移住するタイの物件は、家具・家電付き(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ソファ、ベッド、ワードローブなど)なので、現在所有しているものは処分する必要があります。でも、荷物が多くてかなり大変でした。
※荷物の処分については、買い取ってもらえるものは業者に買い取ってもらい、その他の物で、友達が欲しいと言う物は引き取ってもらい、その他の物は処分しました。その内容をブログにしています。よろしければ以下からどうぞ。
引っ越しとは違う
普通、引っ越しだと、基本的には荷物をそのまま持っていくので、段ボールに入れるなどの荷造りのみですが(今は、その荷造りも引っ越し業者さんがやってくれるようですが)、前述したとおり、移住先のタイは、家具家電付きなので、使用するもの以外は全て処分していかなくてはなりません。
処分は大変
処分と言っても、冷蔵庫やソファをごみを捨てるようにポイとはいきません。うちの場合、幸いお友達が大物家電を引き取ってくれたので良かったですが、業者に引き取りをお願いすれば、引き取り料金が発生していたと思います(6年経過した物ですので、買取額があったとしても、運搬費などの経費が上回ると思います)。
とにかくバタバタ
2週間くらい前から本格的に動き始めましたが、ちょっと遅かった気がします。洋服などは、買取業者にお願いして、ソファやダイニングテーブルなど買い取ってもらえそうな物は、業者に見積もりを取り、引き取りに来てもらいました。
それでもかなりバタバタでした、退去の1週間くらい前は、夜中の2時3時まで、荷物の仕分けをしていました。あくまでも私の経験則ですが、1ヵ月前には、本格的に動き出していた方が良かったかなと思います。
お金がいっぱいあって、全部処分だという方法が一番簡単で楽だと思いますが、少なく見積もってもトラック代や人件費などで10~20万円はかかると思います。
持っていく荷物も最小限に
移住先のタイの部屋は、今の半分くらいの大きさです。
タイは常夏で、冬物はいらないので、業者に買い取ってもらうか処分しましたが、それでも結構な荷物になりました。
航空券は豪華にビジネスクラスで
タイへの航空券は、JALのビジネスクラスにしました。0時45分発の真夜中の便であることもあり、フルフラットで横になりながらいけること、マイルを使用するのでお金を払った感が少ないことなどの理由がありましたが、エコノミーにしなかった、もう一つの理由は、預けられる荷物の違いでした。
JALの預け入れ荷物(受託手荷物)の違い
カウンターで荷物を預かってもらいますが、国際線のエコノミークラスとビジネスクラスでは、その数と重量が違います(2023年9月現在)。
エコノミークラス
2個まで無料で、1個23キロ以内
ビジネスクラス
3個まで無料、1個32キロ以内
サイズは縦×横×高さの3辺の合計が203センチ以内で共通です。
ちなみに、個数を超過しても預かってくれますが、1個当たり、20,000円です。重量超過も23キロを超過すると1個当たり10,000円かかります。
参考までに、32キロを超過しても荷物を預かってはくれますが(最大45キロまで)、最高で60,000円かかります。
単純に計算すると
結果的に、私と妻で各3個合計6個の荷物を預けて、そのうち4個が23キロオーバーでした。単純にエコノミーだった場合の計算をすると
荷物が1個ずつ超過→20,000円×2個=40,000円
重量超過が2個ずつ→10,000円×4個=40,000円
合計で80,000円です。一人40,000円の追加料金が取られます。それでビジネスクラス分を全てカバーできるわけではありませんが、上述の理由も加味してビジネスクラスにした方が良いという結論になりました。
それでも足りずに国際郵便(EMS)で・・・
夫婦二人で冬物がないとはいえ、6個の荷物だけでは収まりませんでした。結果、22㎏と18㎏の荷物をダンボールに入れてEMS(3~5日で到着する最短のものですが、値段も一番高い)で送りましたが、何と2個で47,700円とのこと。びっくり価格でした。結果的には、JALに追加料金20,000円で預かってもらった方が、値段は安かったのですが、これ以上は運べないと思い、国際郵便(EMS)にしました。
事前にEMSの送り状をパソコンで作成しました。英語で記入が必要で、妻が必死になって作ってくれました。中身の種類を概ね記入し、税金をかけられる可能性もあるので、全てusedと書いた方がいいとあったので、そうしました(実際全て使用している物でタイでも使用する物です)。
値段は高いし、チェックは厳しいし
郵便局に行き、作成した送り状に、お問い合わせ番号があるので、それを郵便局員の方に伝えると、送り状が発行されました。
それを見ながら、郵便局員の方が「内容物にバッグがあるが、中には何も入っていないか。」と聞かれ、最初は何を言っているのかわからなかったのですが、「バッグは折りたたんだ状態で入っているので、入れようがないので、入っていません。」と答えました。すると「bagの横にemptyと書いてください。」とのこと。
また、「中に化粧水があるが、アルコール分は何%か。」と聞かれました。皆さんは、自分の使っている化粧水のアルコール濃度をご存じですか。もちろん、知っている人もいると思いますが、私達は知りませんでした。ネットで調べて10%以下と書きました。
他にも、いろいろ聞かれましたが、よく覚えていません。結局この2個のダンボールを送ってもらうのに、30分以上かかりました(幸い平日の大雨で、郵便局は空いていたので、良かったです)。
郵便局の方も、悪気がないのは充分わかりますし、私達も勉強不足で、ご迷惑をかけたことは反省していますが、面倒くさい事は事実でした。次は、もう少しスムーズに進むと思いますが、値段は高いし、チェックは厳しいし、よっぽどのことがなければ、もう荷物は送らないと思います。
ちなみに荷物は、5日後に全て届きました。中のプラスチックが割れていましたが、被害はそれだけでしたので、まあ、無事届いて良かったなという思いです。
いよいよ自宅退去
6年間とはいえ、住み慣れた家を離れる時は、悲しいというか切ないというか、寂しい気持ちになりました。
タイ移住のため仕方のないことですが、眺望も良く、バルコニーで植物を育てることも出来て、本当に良い物件でした。
お隣さんは小学生と中学生の男の子がいますが、騒音等は全くなく、上階からも一切なかったです。近隣の方々にも恵まれ、快適に過ごすことが出来ました。
購入してくれた新しい家主さんも、必ず満足してくれると思います。
問題は荷物
「自宅退去=タイの新居へ」ということになります。上述したとおり、二人でスーツケースも含めて荷物が6個もあります。うち、4個は23kg以上(極力均等にしましたが、1個25kg~29㎏)、二つは高反発マットレス2枚で縦70㎝×横100㎝という大きいものです(このマットレス2個が23㎏以下でした)。
普段、海外旅行に行くときは、空港まで自家用車かリムジンバスですが、今回はそうはいかないので、タクシー2台かなと考えていました。それでも荷物自体も重いし大変だなと思っていたら、友達が「送って行くよ。でも、1台じゃ無理だから、他の友達にも声をかけておく。」と言ってくれました。
友達は本当に有難い
フライト時間の関係で、自宅を夜の8時30分に出ることにしましたが、4人の友達と3台の車で来てくれました。
友達は本当に有難い。心の底から感謝です。
3台あれば、余裕です。羽田空港の国際線ターミナル(第3)まで、送ってもらいました。それでも「本当にこの荷物で、受け取ってもらえるのか。」「タイに着いてからは、タクシー2台必要か。」「荷物がちゃんと受け取れるのか。」とか、いろいろ考えていてバタバタしていたので、感傷には浸れませんでしたが、荷物も少なく、準備万端で不安のない移住だとしたら、この友達の善意に、多分、涙を流していたと思います。何だったら、柄にもなく、全員とハグしていたかも知れません。それぐらい感謝の気持ちがありました。
無事到着
不安も多々ありましたが、タイの空港に無事到着し、荷物も全て受け取ることが出来ました。しかし、タイの空港から、タクシーと一悶着ありました。
長くなってきましたので、その事は、また機会があったら報告させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ピースボート地球一周の船旅
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