タイのバンコクに移住した50代夫婦が東南アジアを旅行して、その様子を記事にしています。今回はベトナムのフーコック島の「JWマリオット」の宿泊記です。
その前に同じくフーコック島の「ラフェスタ」というホテルに宿泊しました。ロケーションとコスパが良い最高のホテルでした。お薦めのホテルなのでそちらの宿泊記もご覧ください。
そして「ラフェスタ」周辺の街の様子やショーや花火も記事にしています。よろしければこちらもご覧ください。
私達はマリオットボンボイのプラチナメンバーで、今までもJWマリオットには何回か宿泊しましたが、ここのホテルも素晴らしかったです(ちょっと揉め事もありましたが)。前述の「ラフェスタ」同様、こちらの「JWマリオット」もホテルとしてお薦めは出来るのですが・・・。
問題点もありまして、記事がかなり長くなってしまったので2編に分けました。今回はそのパート1です。ホテル全体の印象や施設の紹介などを記事にしています。
パート2では案内された部屋の問題点とその対応について記事にする予定です。そう書くと悪いホテルのように見えてしまうかもしれませんが、総合的には良いホテルでした。よろしければ後日アップするパート2もご覧ください。
スワンナプーム国際空港からフーコック国際空港へ
フーコック島へ
スワンナプーム国際空港からベトナムの格安航空会社であるタイ・ベトジェットエア (Thai Vietjet Air)で1時間程度でフーコック島に到着です。初めてのベトジェットエア でしたが可もなく不可もなくと言うと偉そうですが、ごく普通のLCCでした。
※タイ・ベトジェットエア (Thai Vietjet Air)はベトナムのベトジェットエア 出資会社が運営するLCCのようです。
日本からフーコック島への直行便は今現在(2025年4月)ないようなので、ベトナムとかタイの旅行に何泊か組みこむ方法が良いのかなと思います。
フーコック国際空港のイミグレは30分以上かかりました。窓口は4か所くらい開いていましたが、私達の前に到着した便があったようで結構時間がかかりました。
出口で荷物のX線検査を受けてベトナム上陸です。




最初の地図と縦と横が逆になりますが、下側(西側)の黄色枠がサンセットタウンです。西側なのでサンセットが名所の③キスブリッジと重なります(時期によりずれると思いますが)。
最初に宿泊したホテルが⑩ラフェスタ(青丸)で、その次が⑧JWマリオットです。JWマリオットは東側(青枠)なので朝日が見えます。
B1、B2、B3は無料シャトルのバス停です。最初に宿泊した「ラフェスタ」というホテルの近くにB1がありますので、そこからB3まで行きました。後述しますが、「キス オブ ザ シー」というショーを見るためにB3からB2を経由してB1まで往復しました。
※B1⇔B3は片道10分程度です
「ラフェスタ」から「JWマリオット」へ
前述したとおり無料シャトルバスに乗って「JWマリオット」に到着しました。途中一般道も通って地元らしい場所もありましたが「Sun Paradise Land」と書いたある大きなゲートを抜けると街並みが一気にリゾート感満載になります。



ちなみに2階建てバスで2階部分はオープンになっていて気持ち良かったので、日差しを気にしない方は2階をお薦めします。
B3のバス停から歩いて2~3分で「JWマリオット」に到着しました。
※この無料シャトルバスは「JWマリオット」があるサンパラダイスランドとサンセットタウンを30分から1時間間隔で往復しています



チェックイン
ホテルの建物に続く大きな入口があってホテルスタッフがいて、カートを呼んでくれました。フロントまで乗りましたが、案外近かったです。歩いても2~3分なので歩いても問題ありませんでした。



高級ホテルにあるウェルカムドリンクとおしぼりのサービスもありました。
12時半くらいでしたが、部屋は出来ていなくて(定時は15時なので)チェックインのみして荷物を預けて周辺をブラブラしてみることにしました。
ホテル内敷地をブラブラ
大学がモチーフのようです
ホテル内の敷地は相当広く、綺麗な海と砂浜のケムビーチ(Khem Beach)が目の前です。フロントがある建物は飾り物やデザインに重厚感があり大きな本棚が何か所もありました。

驚いたのが、本棚の本が本物だということです。何冊か開いて見てみましたが、字がびっしり書いてあり本物の昔の本です。よくあるフェイクの本ではありませんでした。






フランス植民地時代の1889年に建てられたラマルク(Lamarck)大学がホテル全体のモチーフということですが、かなり「ハリーポッター」感が強かったです。



周辺の建物もエージング加工で、わざと古く見せていると思いますが何か落ち着くというか安心するというか何とも言えない心地よさがありました。「あくまでも個人的な感覚」という前置きをさせていただきますが、優雅で華やかな雰囲気ではありませんが、古き良き時代というかノスタルジックというか・・・語彙力が無くうまく説明できませんが良いホテルです。
私達はマリオットボンボイのプラチナ会員で2泊で87,000ポイントでした。
※1ポイント1円という訳ではありません。ボンボイ会員向けの情報です。
予約時期によって宿泊費も変わってきます
よろしければ以下で宿泊費をご確認ください。
Trip.com
agoda
JW マリオット フーコック エメラルド ベイ リゾート & スパ
(JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa)
▶公式HP:JW Marriott Phu Quoc Emerald Bay Resort & Spa | Phu Quoc City, Kien Giang Provinceの高級ホテル
▶開業:2017年1月
▶総部屋数:234部屋
チェックイン 15:00
チェックアウト 12:00
▶場所:JW マリオット フーコック エメラルド ベイ リゾート & スパ – Google マップ
▶コンセントは日本製でも使用できますが(場所によっては差し込みずらいですが)、電圧が違います(220V)。ノートPCやスマホなどは100V~240V対応が多いので大丈夫ですが、日本用100Vの製品は変圧器が必要ですのでご注意ください。
ホテルの敷地外をブラブラ
部屋に入れなかったので、ホテルの敷地を出て周辺をブラブラしました。近くのお店でアイスコーヒーを頼みましたが15,000ドン約87円でした。安っ。



前述しましたが「Sun Paradise Land」全体がリゾート感満載で街全体が綺麗に整備されていて気持ちが良いです。ビーチに出てみましたが、白い砂浜で綺麗です。


ルームツアー
14時頃ホテルに戻ると部屋の準備が出来ているということで5404号室にカートで行きました。ホテル敷地内に建物が所々に建っていて多分ですが、建物番号が5で部屋番号404(4階の4号室)という意味だと思います。
部屋も広くて天井も高い。バルコニーにはソファベッドがあり海が目の前で気持ちいい。
結果的には、工事中の騒音などがあり部屋をチェンジすることになりましたが、部屋自体や眺望などは素晴らしかったです。
※部屋チェンジに関する詳細は後日記事にしますので、よろしければそちらをご覧ください。
当初案内された部屋は5404号室でしたが、5307号室に移りました。部屋自体は全く同じ部屋でしたので最初に撮影した5404号室で紹介させていただきます。















ホテルのアクティビティやサービス
私達が体験した無料及び有料のアクティビティやサービスについてご紹介します。とは言ってもホテル側が「お詫び」にと言って提供されたサービスがほとんどですが・・・
「KISS of the SEA」のショー観覧
「JWマリオット」に宿泊すると上記のショーが無料で観覧できます。
フィナーレの花火も含めて素晴らしいショーでした。観覧必須です(無料ですし)。フロントで顔を登録すれば現地で顔認証で入場できます。現地まで距離はありますが無料のシャトルバスも出ています。
ショーの内容やアクセスについては「ベトナムのフーコック島に行ってきました」に書いてありますのでそちらをご覧ください。
100ドル約15,000円のクーポンでお食事
※ホテル側から「お詫び」としていただいたクーポンです
フレンチレストラン「Pink Pearl(ピンクパール)」でアラカルトをいただきました。メニューはコース料理のみですがチョイスメニューの中の料理をアラカルトでオーダー出来るとのこと。
メニューなど詳細はホテルの公式HPをご覧ください。
カツオのタルタル:435,000ドン
バジルスープ:315,000ドン
アスパラガスのリゾット:525,000ドン
塩焼きのスズキ:815,000ドン
エビアンの炭酸水:175,000ドン
をオーダー。
計2,265,000ドンでボンボイ会員は10%引きで2,038,500ドンその他税金などで2,311,659ドンで13,407円。100ドル分のクーポン額に近くになりました。
一番美味しかったのは「カツオのタルタル」。バジルとブッラータとトマトの3種のソースをつけながら食べましたが、そのどれもが美味しかった。料理にバゲットとバーニャカウダーが付いてきてこれも美味でした。リゾットは及第点、バジルスープは具沢山で栄養たっぷりに感じました。一番高いスズキは塩釜焼とパイ包み焼きが混ざったような調理方法でかなり凝っていましたが、残念ながら美味しくなかった。スズキ自体もソースも今一歩でした。でも全体的には大満足。何と言っても無料だし。









レストラン内に、地下に続く階段があり降りてみるとワインセラーのような場所がありました。ソファもあったので多分そこで飲むことも出来るようでした。階段周りに空き瓶が飾ってあってその景色は圧巻でした。



イブニングカクテル
毎週水曜日の夜にマリオットボンボイの上級会員向けに「イブニングカクテル」というパーティーを実施していて、18時~19時まででしたが私達も30分ほど遅れて参加(部屋チェンジで時間がかかり)しました。
場所はデパートメントケミストリー(The Department Of Chemistry Bar)というバーで、30分の間にカナッペが3~4種類出てきてアルコール類は限定されたメニューだったと思います。アルコールを飲まないので関心が無くてすみません。






空港までは車で送迎
※こちらも「お詫び」のサービス
空港まで20分くらいで、元々Grabで車をお願いしようと思っていたので、ラッキーでした。実際にホテルに送迎をお願いすれば7人乗りで1,247,400ドン約円7,230円との記載がりましたので、お得でした。
記念日のセレモニー
妻がカオリさんというホテルスタッフ(この方のリカバリーが凄かった)と話をしている時に「先月が夫(私)の誕生日だったのでその記念で来ました」と話した事に対しする提案でした。
15時ちょっと前に
赤ワイン
ティラミス
ナッツ2種類
を持って2名のスタッフが来てくれました。カオリさんからのメッセージカードも付いていました。ティラミスは美味でした。

チェックインをした時のホテルスタッフが「SHIZUKA」というネームプレートをしていました。見た目は日本人ではないので「SHIZUKAって日本の名前みたいですね」と言ったら「親がドラえもんが大好きで」とベトナムジョークを飛ばしてきました(本当かもしれませんが)。カオリさんといいシズカさんと言い日本っぽい名前(ニックネームかな)をつけるのが流行りなんですかね。
キャンドルメイキング(Candle Making)
こちらも「お詫び」のサービスでキャンドルメイキング(Candle Making)をお願いしました。これが良かった。みなさんにもお薦めします。私達は無料でしたが、通常は250,000ドン約1,450円/1人です。お値段以上の価値が充分あると思います。
色と香りを選んで自分好みのキャンドルを作れます。単色でも良いのですが折角なので2色にしました。作製と言っても色と香りを選んで蝋が固まらないようにかき混ぜるくらいで簡単な作業ですし、見た目が綺麗で器にも「JW MARROTT PHU QUOC EMERALD BAY」というロゴも入っていて良い記念になりました。有料ですがお金を払っても充分価値のあるアクティビティだと思います。






インストラクターの方は妻がヨガをした時もインストラクターで「まさかランタン造りもインストラクター・・・」と聞いたら「そうだ」と言っていました。
自宅に戻りキャンドルを灯しましたが、香りがちょっと弱い気がしました。インストラクターの方の言う通りに7~8滴入れましたが、もう少し入れても良かったかも知れません(いくら入れてもあまり変わらないかも知れませんが・・・)。
レイトチェックアウトは14時30分まで
私達はマリオットボンボイのプラチナ会員なので、確実ではありませんがレイトチェックアウト(通常は12時チェックアウト)のリクエストに応えてもらうことは多いです。帰りの飛行機の時間まで部屋に居られることは助かります。
ターンダウン
最高級のホテルである就寝の準備のサービスですが、「お詫び」要素がどこまで入っているかは不明です。「昨日、用意できなくてごめんね」とメッセージがあり
ドライアプリコット
セサミナッツ
ホテルのトートバック
がありました。多分トートバックは普通無くて「お詫び」のような気がします。


その他
こちらも多分に「お詫び」要素が強く、普段はどこまで対応してくれるかは不明です。とりあえず以下のサービスをしてくれました。
- 先ほどのキャンドル作りの写真を装飾してくれた写真
- 私達2人をアニメ化したカード
- 昨日貰ったトートバックより一回り大きいトートバック
- JWマリオットフーコックのポストカード

「Tempus Fugit」で朝食
朝食会場は何と読むかわかりません。かなり広いスペースで席数もありましたが、ちょっとだけ待ちました。



料理は卵料理、麺料理は目の前で作ってくれて、デザートのワッフルやフレンチトーストやパンケーキも作り立てをいただけました。ジュース以外の飲み物はオーダー制で頼めば持ってきてくれます。また、作り立てのパンなど席にまで来てお薦めしてくれます。












珍しいところでは「味噌汁」「そば」「寿司」がありましたが、寿司はカリフォルニア巻き的な物でした。そばもそこそこの味で、まあ日本同様の味は無理ですよね。全体としては充分満足できる料理でした。



画像にはない種類も多数あります。味の好みは人それぞれですが、私達は充分満足出来ました。
ホテル内の施設紹介
プライベートビーチ
ビーチ全体はケムビーチという名前でホテルの目の前がプライベートビーチです。白砂で掃除もしてくれているので本当に綺麗なビーチです。砂浜は普通に繋がっているので、多分宿泊者じゃない方も利用されているように見えました。海も透明度が高く遠浅で満足出来るビーチでした。


プール
何種類かのプールがあり寝そべっていると水を持ってきてくれたり、きめ細やかなサービスは流石JWという感じです。



ジム
マシンの数も多く問題なしでしたが、ちょっと暗いかなと思いました。好みの問題もあると思うので何とも言えませんが・・・。



サウナ
そして私の好きなサウナです。SPA内にあり、16時に予約して(予約なしでも行けそうな気がしますが・・・)スタッフの案内で中へ。ドライサウナ、スチームサウナ、シャワー、洗面台、ロッカーがありました。サウナは表のデジタル温度計は90℃設定の87℃でしたが、中の温度計は70℃。ロウリュしまくりましたが、いくらもあがらず残念な温度でした。まあ、ベトナムではこれぐらいがデフォルトのようなのでしょうがないです。
途中、シャワーを浴びにきた人が1人いましたが、それ以外は私一人で貸し切り状態でした。






ショップやその他の施設
ショップもありゲームコーナーやパソコンコーナーなどもありました。長期滞在を想定しているのかアクティビティなども充実していました。





敷地は広く、様々な建物は綺麗でありながらノスタルジックでもあり良い雰囲気です。壁には時代を感じさせる絵が描かれていて、こちらも良い感じです。






ホテルの感想
端的に申し上げますとホテル側の不手際はありましたが、それをリカバリーしようと素晴らしいスタッフがいたということかなと思います。ホテル自体は素晴らしいですし、最初から問題のない部屋に案内されていれば、かなりの高評価になっていたと思います。
それでは低評価なのかと言われれば決してそうではありません。それを補おうとスタッフが充分な努力をしてくれました。初めから問題が無いのが一番ですが、それをフォローする手腕に「さすがJW」だなと思わせてくれたのは事実です。
もともと施設は素晴らしいですし、サービスも基本的には行き届いています。私達の状況は滅多に起きないでしょうし(頻繁に起こっていら問題です)、最初はかなりイラつきましたが、最後は感謝すらしていたので、良いホテルだと思います。
結果的にこのホテルをお薦めするかどうかと言われれば個人的には「お薦め」します。マリオット系列ではトップランクのグレードのホテルですので決して安くはありませんが、価格に充分見合うホテルだと思います。
宿泊費は時期によって変わってきます。
よろしければ以下で宿泊費をご確認ください。
Trip.com
agoda
このホテルに興味を持たれた方は後日アップするパート2もご覧になってご判断いただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
私達の本業であるタイ移住についてブログにしています。ご興味があればご覧ください。

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