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タイ移住に必要な手続き|ビザ・90日レポート・TM30・在留届

タイでの生活

タイ移住3年目の50代夫婦です。
国籍のある日本ではなく、タイという国に長期滞在していると、やらなければならない手続きがいくつかあります。私たちが経験した内容を交えてご紹介します。


① ビザの取得・更新

私たちは リタイアメントビザ(1年有効、何回でも更新可能) を取得しています。ビザが無ければ長期滞在が出来ません。最重要事項です。
リタイアメントビザに関する詳しい取得方法や申請の流れは、以下の記事にまとめています。


② 在留届の提出(義務)

3か月以上滞在する日本人は、在タイ日本大使館に在留届を提出する必要がありますが、これは難しい手続きではありません。オンラインで完結します。以下をご参照ください。
領事関連情報 | 在タイ日本国大使館ウェブサイト
トップページ|たびレジ・在留届共通


③ 90日レポートの提出

タイに長期滞在する外国人は、滞在76日目〜97日の間に「90日レポート」を入国管理局へ提出(90日経過ごとに)しなければなりません。初回は入国管理局(イミグレーション)に行って申請しなければいけません。
※90日レポートの申請用紙(TM47)はこちらです。よろしければどうぞ。

90日レポートの注意点として、期間中にタイを出国し再入国した場合リセットされるということです。以下に例を出して説明させていただきます。
例えば最新のタイ入国日が 4月1日とします。
※90日レポートは入国日から起算されます。ビザを更新してもTM30を提出しても起算日は変わりません。

  • その90日後は 6月30日
  • 通常であれば、6月14日〜7月7日の間に提出が必要です。

ところが、もし途中で国外に出ると話が変わります。
仮に 6月1日から10日までベトナム旅行に行ったとします。

  • 出国時には必ず リエントリーパーミットを提出(空港で申請可)。忘れるとビザが失効してしまいます。
    ※シングルは毎回、マルチプルは初回のみ
  • 6月10日にタイに戻った場合、この日が新たな基準日となり、次の90日レポートは 9月8日が期限日になります(提出期間は8月24日〜9月15日)。

ここで重要なことは、【90日レポートがリセットされるのは「出国→再入国した時だけ」】ということです。

私たちはここを勘違いしてしまい
・TM30を提出すればリセットされる
・リタイアメントビザを提出すればリセットされる
と思い込み、結果として 【罰金2,000バーツ(約9,000円)】を支払いました。上記の2点では90日レポートはリセットされません。【90日レポートがリセットされるのは「出国→再入国した時だけ」】ですので充分ご注意ください。

私調べでは2回目以降の90日レポートはオンライン申請が可能ですが、途中でタイを出国して再入国してリセットされた場合は「最初の申請」と見なされ、再度イミグレに行く必要があるようです。
※私達は近隣諸国へ旅行に行ったり日本に帰国したりして、2年が経過して初めての90日レポート提出です。

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④ TM30(居住報告)

これは、外国人がタイで住む住所を入国管理局に報告する仕組みで、本来は オーナー等が24時間以内に提出する義務があります。TM30の提出依頼をする時は

  • タイから出国しタイに戻ってきた時
  • 引越しをして住所が変わった時
  • タイ国内でホテルに宿泊した時(推奨)

二つは事前に確認していましたが、最後の「タイ国内でホテルに宿泊した時」は知りませんでした。

例えば、私たちはバンコクのコンドミニアム(日本で言うマンション)に住んでいますが、タイ国内でホテルに泊まった場合、ホテル側がTM30を提出します。その時点で、入管に登録されている私たちの住所は「ホテル」に切り替わってしまいます。

その後、ビザ更新や90日レポートの提出時に「現住所=コンドミニアム」と記入すると、TM30の登録住所と食い違うことになります。これを防ぐには、ホテル滞在後に再びオーナーにTM30を出してもらうことで住所が元に戻ります。

しかし困ったことに、TM30は原則タイ国内のどのホテル滞在でも提出されますが、戻った際のオーナーからの再提出については入国管理局ごとに解釈が異なります。バンコクでは不要と扱われることが多い一方、地方では再提出を求められるケースもあります。ですので、何かしらのビザを持っている方が国内のホテルに宿泊した時はオーナーにTM30を再提出してもらった方が間違いないというところです。

なぜ、こんなことになったのか調べてみると、もともとは「タイ国内で外国人がホテル宿泊した後は再度オーナーからTM30を再提出」がルールでしたが、2020年に緩和された警察通知が出て「元の住所に戻る場合は再提出しなくてよい」という解釈が広まったようです。その結果

厳格派の入管:「ホテル滞在で住所が一時的に変わったのだから、戻ったらオーナーが再提出すべき」
緩和派の入管:「通知により元の住所に戻る場合は再提出不要」

バンコクはイミグレの本庁(Chaeng Wattana)があるので比較的、警察通知を重視する「緩和派」が多いですが、地方の県ではまだ「厳格派」で求められることがあるということらしいです。

入国管理局(職員)毎に対応が違うというタイあるあるですね。

イラスト:AI生成

移住の際の手続きまとめ

  1. 「ビザ」を取得
  2. 「在留届」を提出(3か月以上の滞在は義務)
  3. 「90日レポート」を滞在76日目〜97日の間に提出(90日ごと)
    リセットされるのは 出国→再入国した場合のみ
    TM30やビザ更新ではリセットされない
  4. TM30はオーナーか不動産業者に依頼。タイ入国後や住所変更後は必須。ホテル宿泊後も申請しておいた方が確実です。

私達の失敗

タイ移住で必要な手続きは、誤解しやすい点が多いです。
私たちも「TM30で90日レポートがリセットされる」「ビザ更新でリセットされる」と思い込み、罰金を支払うことになりました。

自分なりに調べたり、結果的にビザが更新されたりして完全に勘違いしていました。だって「TM30」で居住の報告はオーナーからしているし、「ビザ更新」時もコンドミニアムの賃貸借契約書のコピーも渡して現住所の報告はしているし・・・。さらに、ChatGPTの回答とネット情報でたまたま誤った情報を見てしまい、完全に間違えました。
※この間違いに関する事柄は後日記事にさせていただきます

同じような失敗をされる方が少しでも減ればと思い記事にしましたが、本記事に誤りがあれば、ぜひコメント欄でご指摘いただけると助かります。

※本記事は私たち自身の経験と、専門家への確認をもとに記していますが、運用は変更されることがありますし、自分の調査不足もあるかもしれません。最新情報は 必ずイ入国管理局公式サイトや在タイ日本大使館の案内をご確認ください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

タイ移住の様子をブログにしています。よろしければご覧ください。

シンヒロのブログ|~リタイヤメントしてタイ移住をしています~
海外移住(タイ)をしています。ブログの超初心者ですが、勉強しながら発信していきたいです。

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