タイのバンコクに移住して1年を迎える50代の夫婦が、日本とタイで違うなと感じた部分を綴っていく第4回目です。
第1回~3回目は以下のとおりです。よろしければご覧ください。
日本とタイの違い3(気候など)
日本とタイの違い2(慣習やルール、生活様式など)
日本とタイの違い1(慣習やルール、生活様式など)
今回は
○物乞いの人々
○信号待ちの車に物を売る人
○BTSやMRTのセキュリティチェック
○スーパーのセール品
についてお話ししたいと思います。
物乞いについて
タイでは、日本では見なくなった「物乞い(お金を無心する人)」が路上などに結構います。
○障害のある人(手や足がない人)
○子連れのお母さん
○おじいちゃんやおばあちゃん
○小学生くらいの子供
○カラオケを歌っている人
などなど
そして、その中でも、また色々なスタイルがあります。
○無反応(ただじっとしているだけ)
○人が通るたび、お辞儀などをしてアピールする
○寝ている人
○演奏している、歌を歌っている
本心か演技かわかりませんが、こちらの目を見て何度もお辞儀をする人もいて、何か申し訳ないなという気分になることもあります。
また、一方では、箱だけ置いてあって、自分は寝ているという人もいます。こういう人に、お金を置いていこうと思う人がいるんですかね。
物乞いと言っていいのかどうか
中には、「For scholarship(奨学金に使います)」とか「For education(教育に使います)」と書いて、楽器を手に演奏している人もいます。
学生服を着て何人かで楽しそうに演奏している人はいいのですが、とても綺麗とは言えない服で一人で縦笛(リコーダー)を拭いている子供もいたりします。音色の切なさも相まって胸がキュッとなります。
どうすれば良いのか
「かわいそう」と思って、ほんの少し手を差し伸べる(お金をいれる)ことが良いことなのでしょうか?以下の記事を見るとそうとも言えなそうです。
社会保障人権保護相 「物乞いにカネを与えないで」 背後に犯罪組織 警察などと合同取締り (bangkokshuho.com)
ネットを見ていると、以下の記事もあり、あくまで実験ではありますが、1時間で325バーツ約1,325円入っていたそうです。記事内にありますが、タイ人の1日の最低賃金(バンコクは363バーツ約1,524円※記事内は350バーツ約1,470円 どちらにしても安っ!)に近く、6時間物乞いをすれば1,800バーツ約7,560円で、この金額は普通のサラリーマンよりも高い金額らしいです。実験自体の是非は置いておいて、結構お金を入れる人がいるんだなあと思いました。
動画クリエイターが物乞いに扮して路上で実験。 タイが抱える社会問題に一石を投じた結果とは… – ワイズデジタル【タイで生活する人のための情報サイト】 (wisebk.com)
私なりの結論としては、冷たいようですが、何もしないにしています。
信号待ちの車に物を売る人
日本では見ることない、信号待ちの車に物を売る人々がいます。自宅の周辺では見たことがありませんが、用事があって出かけた時に見かけました。
画像では、「お供え用のお花」の様なものを売っていました。
だからどうということではないのですが、たまたま出かけた時に見かけて、ちょっとびっくりしました。私達はバンコクに住んでいるのですが、想像以上に綺麗なショッピングモールとかがあって、ものすごい都会なんだと思っていました。でも、物乞いや車道で物を売る人の姿などを見ると「あぁ、まだまだこういう部分も残っているのか」と感じたので、書かせていただきました。
セキュリティチェックについて
BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)に乗ろうとすると、必ずセキュリティが立っています。基本的にはバッグなどの中身をチェックしているようなのですが・・・。
BTSの場合
お客さんが大きなバッグを持っていて、セキュリティの前を通過しても基本的には何も言われない。こちらから自発的にバッグの中をセキュリティに見せると、中身をチェックしてくれる。
MRTの場合
セキュリティゲートがあって、そこを通りますが、アラームが鳴ろうがお構いなしでです。でも、そのゲートを通らず入ろうとすると「ゲートを通れ」と必ず言われます。でも、アラームが鳴ってもスルー。ゲートを通す意味がないと思いますが・・・。
日本で同じことをしていたら「何のためにセキュリティがいるのか」という風になると思いますが、タイでは「いるだけで抑止力になるという」考え方なのでしょうか。おおらかなタイらしい状況です。
※私の拙い経験則ですので、違う対応の駅もあるかも知れません。その場合はご了承ください。
スーパーのセール品(食料品)
日本のスーパーでもありますが、タイでも夜になると、食料品が20%引きとか半額とかセール品が出てきます。大概は「賞味期限が本日まで」とか「もうすぐ期限が切れる」という商品なのですが、食料品は注意が必要です。
画像の「イチゴ」は半額になっていますが、白い○印の部分は腐っています。
まあ、それを除けば食べられないことはないのですが、日本ではちょっと考えられないです。「腐っている物を売っているのか!」と怒る人が多数出てくると思います。でも、タイでは普通です。「腐った物は、取り除いて食べればいいよね」という感じなのでしょうか。
我が家でも、社会実験の一環として、購入し食べてみましたが(もちろん腐った部分は取り除いています)、何の問題もなく、美味しくいただきました。
おおらかなタイ
日本と比較して、物乞いがいることやタイのおおらかな部分を伝えたくて本記事を書きました。もうすぐ60歳になるジジィの戯言と聞き流してください。
最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。
ピースボート地球一周の船旅タイ移住についてブログにしています。ご興味があれば以下からどうぞ。
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