2023年にタイのバンコクに移住した50代の夫婦です。コンドミニアムを契約して1年が経ち、契約更新となりましたが、以下の記事にも書いたとおり、今現在住んでいる20階から35階(同じ棟)へ引っ越し(住み替え)をすることになりました。
※詳細は以下からどうぞ
今回は、引っ越しに伴う流れや必要な手続きについて書き記していきたいと思います。
物件の選定と引っ越し
決定は1ヵ月前までに
コンドミニアムの賃貸契約書に、「更新日の30日前までに更新の有無を知らせること」とあったので、更新日の1ヵ月前までには新住居を決定してしまおうと考えていました。仲介をお願いしている業者さん経由でオーナーには伝えていただきました。
考え方ですが、引っ越しを決定して、オーナーには「更新しません」と伝えてから、物件を探すというやり方もありますが、慌てて結果的に変な物件を掴んでしまう可能性もあると考え、それはやめました。
引っ越しの方法
タイのコンドミニアムは、基本的に家具家電付きなので、引っ越しは日本より全然楽ですが、仲介業者さん曰く「1,000~2,000バーツ約4,500円~9,000円くらいかかります」とのこと。部屋から部屋まで運搬してくれて、段ボール箱も事前にいただいて、その値段。梱包も荷ほどきも依頼は可能ですが、当然高くなりますと言われました。
※1バーツ4.5円で計算しています
我が家は、同じ棟の20階から35階への引っ越しなので、管理事務所からカートとか台車を借りて、自分達で運んでしまおうということになりました。
引っ越し当日
新オーナーと契約締結 9:30~10:30
新しい住居で、物件のオーナー、仲介業者、私達と契約締結です。ソファやエアコンなど付属物の確認や物件の傷などを確認します。そして契約書の内容も確認してサインです。光熱水費の支払い方法などは、同じですし(同じ建物内なので)、日本人の仲介業者さんがいるので楽です。
荷物運搬 11:00~14:30
事務所からカートを借りて、1時間くらいで済むだろうと思っていたら、2時間以上かかってしまいました。結構細かい荷物があったり、お掃除したりで予想外の時間がかかりました。妻は1週間くらい前から荷物をダンボールに詰めたりしていましたが、私は「そんなことしなくたって楽勝だよ。余裕で1時間もあれば終わるよ。」と豪語していました。しかし、妻が正解でした。箱詰めしていなければ、約束の14:30までに終了しませんでした。妻に感謝です。
※ダンボールは全部で10個ほど用意しました。近所のTopsというスーパーで、1ヵ月くらい前からちょっとずつ調達しました。
旧オーナーと部屋状況の確認 14:30
以前の住居で、旧オーナーと部屋の内部の確認です。結果的には、
・部屋全体のクリーニング代1,000バーツ
・エアコン2台のクリーニング代1,000バーツ
・電球の交換代500バーツ
の合計2,500バーツ約11,250円が1年間住んだ私達が負担する必要がある金額です。もしも、契約時になかった部屋の傷とか、何かを壊してしまえば相応の修繕費用が差し引かれます。
この金額は、契約時に支払ったデポジット(家賃2か月分の保証金)の46,000バーツから引かれます。その他、9月9日に退去になるので、既に支払い済の9月分の賃料23,000バーツから日割りの9日分の賃料や水道代が引かれて16,500バーツくらいの返金。
結果、43,500バーツ約195,750円+16,500バーツ約74,250円=60,000バーツ270,000円がオーナーから戻ってきます。
何かボーナスみたいで嬉しいです(事前に支払っていたお金が返ってきただけなのですが・・・)。
※1か月後にオーナーから送金されてきました
電球は途中で切れてしまったのですが、支障が無いところだったので、そのままにしていました。自分で交換していれば、もう少し安く済んでいたと思います。
部屋全体とエアコンのクリーニング代には、退去の際には一般的に請求されるようです。
1年間お世話になったオーナーさんは、すごく面倒見が良くていい人でした。旅行に行くとお土産をあげたり貰ったりして良い関係でした。また、最近お子さんが生まれたので、契約解除の当日でしたが、お子さんへ服をプレゼントしました。
しかし、当日は何かよそよそしくて他人行儀な感じで(他人なので当たり前ですが)、ちょっと寂しい感じがしました。
※契約を更新しなかったので、当たり前といえば当たり前ですが・・・
引っ越しに伴う各種手続き
あくまでも自分達の場合ですが、以下のことをしました。
住所変更
TM30
この届け出は、部屋のオーナーに提出義務があるので借り主が提出するものではありません。私達は仲介業者さんにお願いしました。引っ越しの翌日には手続きが完了し、データを送ってくれました。
在留届
オンライン在留届(ORRネット)から簡単に変更できます。大使館まで行く必要が無いので楽です。
「Lazada」と「foodpanda」
通販サイトの「Lazada」は、アプリから住所変更をするのみです。フードデリバリーの「foodpanda」は、もともと部屋番号は入力していなくて、今回は同じ建物内の部屋移動なので変更していません。
銀行
カシコン銀行は、開設した支店まで行く必要があるようです。
心の声
「でも、今までの1年間、郵送物なんて1度も来たことないし、カシコン銀行で投資とかもしていないし、変更しなくても問題ないんじゃないか。」
今のところ、心の声に従っております(住所変更していません)。
携帯電話
私はベリーモバイルという日本語が通じるショップで契約していますが、住所変更の電話をしたところ、「ご来店かメールで変更が可能です」とのこと。メールをお願いすると、ベリーモバイル経由で「電子サインサービスのa2sign」で変更住所を入力して完了です。
※a2はベリーモバイルの運営会社名。2024/10/16にBerryMobileへ社名変更されたようです。
心の声
「でも、今までの1年間、郵送物なんて1度も来たことないし、料金の確認とか全部スマホで済んでいるし、変更しなくても問題ないんじゃないか。」
でも、こちらはメールで簡単に済んだので、変更しました。
運転免許証
大使館で新しい住所の在留証明書をとり、免許センターで変更届けが必要らしいです。
心の声
「でも、免許証を取ってから半年間、郵送物なんて1度も来たことないし、変更しなくても問題ないんじゃないか。」
ネットを見ても、次回更新時に済ませる人が多いようで、私もそのようにすることにしました。
その他
我が家ではありませんが、以下も住所変更が必要かと思います。
・民間の保険
・投資関連(株や債券など)
※投資信託もしていますが、日本の住所で日本の会社と取引しているので関係ありません。もちろん日本の住民票もあるので、住民税等の税金も支払っています。
・インターネット(解約)
※我が家は、オーナーが設置済みのルーターを月650バーツ約2,730円で使わせてもらっていたので、オーナーが手続きをします。
住所変更について
日本だと、全てにおいて住所変更しておかないと、面倒なことになりそうですが、タイは大丈夫な感じがします。バンコクに移住して1年なので、まだまだ経験は不足していますが、何かいけそうな気がします。運転免許証はタイでは実際に運転していないので問題なし。銀行も問題ないと判断しました。今後何か問題が出てくるようでしたら、ブログで報告させていただきます。
機器や設備の導入
「浄水器」と「日本のTV視聴機器」と「インターネット機器」の設置(移設)をしました。部屋の賃貸を依頼した仲介業者さんに以下の全てをお願いしたので、手間はほとんどかかっていません。探せば、他にも安い業者はあると思いますが、信頼している仲介業者さんですし、浄水器とTVは1年間使わせてもらって満足しているので、安心してお願いできます。3点とも移住当初から設置していて、自分的には必要だと考えています。
浄水器の設置
タイの水道水は飲料には適していないということで、浄水器もつけてもらいました(アンシンサービス24という会社です)。ペットボトルと比較すると割高になると思いますが、日本語も通じて定期的にメンテナンスもしてくれます。年払いで10,000バーツ(約42,000円)で、決して安くはありませんが、手間暇を考えた結果、設置することにしました。
日本のTV視聴機器の設置
日本の地上デジタルはもちろんのこと、BSやCSも視聴可能です(Niji Liveという会社です)。全50chで1年払い11,900バーツ(約49,980円)で、約4,000円/月です。こちらも安くはありませんが、4週間分自動録画の機能が付いていて、全てのチャンネルで4週間前までの視聴が可能なので、その辺を考えると悪くないのかなと思います。
インターネット(wi-fi)の設置
上記の日本のTVを視聴するためにも必要ですし、今やwi-fiのない生活は考えられません。金額は月640バーツ約2,688円です。前述しましたが以前は、650バーツ約2,730円だったので、ほぼ同額です。
今回の引っ越しについて
環境が変わってリフレッシュ出来て、同じ建物ですが20階から35階で眺めも良くなって、更に家賃も安くなって(部屋の大きさも方角も変わらず)、満足できる引っ越し(住み替え)でした。
今回書かせていただいたとおり、引っ越しや手続きの手間はありますが、それでも引っ越しして良かったと思っています。
今後、新しい部屋で何かありましたらご報告させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ピースボート地球一周の船旅タイでの移住に関することをブログにしています。ご興味のある方はこちらからどうぞ。
コメント