タイのバンコクに移住した50代の夫婦です。バンコクで生活するようになり1年が過ぎて様々な場所を訪れ利用してきました。バンコクは、かなりの都会で高層ビルもバンバン建っていてショッピングモールやデパートなどの商業施設も充実しています。
我が家の目の前にも、「セントラル ラップラオ」というショッピングモールがあり、毎日のように利用しています。今回は「セントラル ラップラオ」というショッピングモールと、そのセントラルを運営している「セントラルグループ」の紹介。そして、タイに展開している数多あるショッピングモールやデパートを運営している小売業界のもう一つの雄「ザ・モールグループ」についても、ふれたいと思います。
はじめに小売業界のツートップについて
バンコクには商業施設が多数ありますが、そのショッピングモールを牽引する2つの大企業を紹介します。その2つとは
セントラルグループ
ザ・モールグルプ
です。
セントラルグループ
セントラルグループ(Central Group)は、タイを拠点とする大手コングロマリットで、特に小売業や不動産開発、ホテル業などで広く知られています。セントラルグループはタイ国内だけでなく、海外でも影響力を持つ企業です。
設立:1947年
創業者:Tiang Chirathivat(ティアン・チラティワット)
本社所在地:バンコク、タイ
小売業を中心にホテル業や不動産開発もしている巨大企業です。特に私達の馴染みがある小売業では
Central Department Store(セントラル百貨店): タイ国内外に展開する高級デパート
Robinson(ロビンソン): 中級層向けデパート
Tops Market / Tops Daily: スーパーマーケットや日用品店
Central Food Hall: プレミアムなスーパーマーケットチェーン
タイ国内に30か所以上のショッピングセンターを運営しています。
代表的な施設
CentralWorld(セントラルワールド):バンコク中心部にあるアジア最大級のショッピングモール。とにかく広いです。
Central Chidlom(セントラル チットロム): タイの高級ショッピングの象徴的な場所。
Central Embassy(セントラル エンバシー):パークハイアットホテルが併設された施設。個人的には地下1階のお土産売り場と6階の「Open House」がお薦め。
ザ・モールグループ
ザ・モールグループ(The Mall Group)は、タイ国内で主要なショッピングモールや百貨店を展開している企業で、ラグジュアリーブランドから日用品まで幅広い商品を取り扱い、多様な顧客層に対応しています。
設立: 1981年
創業者: プーアン・パタナポムピパット(Phuang Phatthanaphomphipat)
本社所在地: バンコク、タイ
ザ・モールグループは、タイを代表する小売業の一つで、家族向けのエンターテイメント性の高いショッピングモールから、高級志向のモールまで幅広く展開しています。主な事業は
高級モール運営:富裕層や観光客向けの施設を積極的に開発中。
Gourmet Market(グルメマーケット):プレミアムスーパーマーケットブランドとして、輸入品やオーガニック食品、タイの特産品を提供。
エンターテイメント事業:モール内に併設された映画館「SF Cinema」や「Sea Life Bangkok Ocean World」などの水族館施設を展開。
代表的な施設
Emporium(エンポーリアム):バンコク中心部に位置するラグジュアリーモールで、高級ブランドが多く集まります。
EmQuartier(エムクオーティエ): 高級ショッピングモールで、現代的なデザインとライフスタイル施設を兼ね備えています。
EmSphere(エムスフィア): 一番新しいラグジュアリーモール。
Paragon(サイアムパラゴン): タイを代表するショッピングモールの一つ。高級ブランドや水族館(Sea Life Bangkok Ocean World)などがあります。
Emporium(エンポーリアム)はEmQuartier(エムクオーティエ)と向かい合って建っており、EmSphere(エムスフィア)も、そこから徒歩で行ける距離にあります。この3つの施設はラグジュアリー路線で富裕層やラグジュアリー層をターゲットにしています。
どの施設も高級感があって綺麗な場所です
今回、両グループの7施設を紹介させていただきました。どの施設もラグジュアリーで素敵です。でも、若干ですが「ザ・モールグループ」の施設の方が高級感があるかなという感じです。正直申し上げて、どの施設も「はずれ」はありませんが、似たり寄ったりというところです。感じ方は人それぞれなので、あくまでも個人的な思いですが(店舗が違ったりコンセプトは違いますので)。
「タイ」らしさ?でお薦め
どの施設も綺麗で遜色はないかと思います。それでも、あえて旅行者の方々へお薦めルートを申し上げればバンコク最大のショッピングモールの「セントラルワールド」に行って、道路を挟んで向かいにある「ビッグC」でお土産を購入するのが良いかと思います(ここのお土産売り場の充実度はバンコクで一番だと思います)。
ご紹介した7つの施設は、「タイ」らしさはほとんどありません。メインターゲットもタイの一般市民ではなく、国内外の富裕層や旅行者だと思います。でも、そのような施設が、逆に言えば今の「タイ」らしさなのかもしれません。
最新のショッピングモールをお求めの方には「One Bangkok」をお薦めします。こちらは、「セントラルグループ」でも「ザ・モールグループ」でもない「TCCグループ」傘下の不動産会社が行っています。ここは、バンコク最新で最大級のショッピングモールです。お土産も3階の「SARAPAD THAI」におしゃれな物がありますので、ご興味のある方で詳細をお知りになりたい方は以下をご覧ください。
セントラル ラップラオ
ここからは都心から少し離れてしまいますが、我が家の目の前で移住してから最も利用しているセントラルグループの「セントラル ラップラオ」についてご紹介させていただきます。主にフードコートとスーパー(Tops)の利用ですが、週に4~5回行っています。バンコクの中心である「サイアム駅」からはBTSスクンビットラインに乗って8駅ありますが、駅直結の便利なモールです。
ここが出来て30年以上経過しているようですが、施設自体のリニューアルを繰り返しているようで、昔の施設からどんどん良くなっているようです。私達は利用し始めて1年ちょっとですが古い感じとかは全くありません。以前よく利用していた東京の「ららぽーと豊洲」にデパート部分がプラスされたイメージなのかなと思います。
セントラルラップラオ
最寄駅:BTSスクンビットライン「ハー イェーク ラップラオ駅」
営業時間:10:00~22:00
公式HP:セントラル・ラップラオ
場所:セントラル・ラトプラオ – Google マップ
デパート部分
施設全体の1/3が「セントラル」というデパート部分で、2/3が専門店街のモール部分という感じです。そのデパート部分は
1階:コスメ、時計&ジュエリーなど
2階:婦人服、シューズ、バッグなど
3階:メンズウェア、バッグ、スポーツウェアなど
4階:子供関連(服やおもちゃ)、フードコートなど
5階:生活用品、家電など
G階(地下1階):には「B2C THINK SPACE」という文具&本屋
6階:映画館、ゲームセンター、カラオケボックス
※こちらの部分はデパートとは切り離されているようです
モール部分
各専門店など日本のお店が多数
専門店ですが、各店名はとても紹介しきれないので割愛させていただきますが、日本のお店がすごく多いです。旅行される皆さんは「タイに来て、わざわざ日本の店なんて意味不明。」と思われると思いますが、我々のような移住者にとっては本当に有難いです。また、日本のお店や飲食店はタイでは非常に人気があり、数が多いです。
端的に申し上げて、タイと日本の商品を比較した場合、品質や安全性など日本商品の方が圧倒的に良いです。これは料理に関してもそうですが、タイの料理はリーズナブルで美味しいですが、良くも悪くも味付けが濃いです。これは、これでタイらしいですし、折角タイに来たのであれば、それを是非、味わってもらいたいと思います。でも、毎日となると、ちょっと厳しい。そこに日本食があると「ほっ」と安心して食べられるというのは事実です。本当に日本食は美味しいと思いますが、タイでは日本食は高いです。我々のようにリタイアしている身からすると、いつでも自由に食べられる品物ではないかなという感じです。
G階(地下1階)
特に日本お店が多いフロアです。「DAIOSO」「マツキヨ」などがありますが、とにかく飲食店が多いです。「かつや」「てんや」「吉野家」「やよい軒」「8番ラーメン」「まい泉」「ペッパーランチ」「ミスタードーナツ」などです。もちろん、日本の店以外にもタイで人気のファッションブランドの「GENTLEWOMAN」や「ZARA」などもあります。
そのほか、「Tops Food Hall」というスーパーやフードコートもあります。こちらのフードコートには「ガパオ」や「パッタイ」や「カオマンガイ」などのタイ料理があります。
この「Tops Food Hall」につきましては、別記事にしてありますので、ご興味のある方は以下からどうぞ。
1階~5階
1階には「COACH」や「ユニクロ」もあり、飲食店も多いです。3階はデジタル用品が中心で4階は飲食店街です。月一くらいで利用している、とんかつ「和幸」や「一風堂」などがあります。5階には「BCC HALL」というホールもあり、イベントなどをしています。
日本のお店の紹介ばかりですみません
タイトルの通りで恐縮ですが、タイでは日本の商品の信頼度が非常に高いです。値段は高いが、安全で高品質ということで非常に人気があります。前述したDAISOのような100円ショップはタイでは60バーツ(約270円)ショップとなり、かなりの割高ですが人気があります。
話が日本のお店に偏ってしまいましたが、ご紹介したものはほんの一部で、日本のお店以外も多数の店舗があります。
イベントスペースが充実
施設内に4~5箇所あるイベントスペースが2週間くらいのスパンで変更されています。一番多いのは、飲食の屋台。その他にも洋服や寝具、ベンツやトヨタやBMWの展示販売や住宅の販売などもしています。4~5箇所がそれぞれのイベントを実施するので、次は何かなと結構、楽しみにしています。
私達にはちょうど良い施設
バンコク内ではありますが、都心からはちょっと離れているので、このショッピングモールも少しだけ庶民的になっています。高校生や大学生も含めて地元の方も多く利用しています。
この場所が高級志向であることは間違いないので、食品や商品も比較的安心して利用できることも、ちょうど良い理由の一つです。タイでは安かろう悪かろうが如実に表れるので。
品質や安全性など私達にとって、ちょうど良い施設です。毎日のように利用する場所なので、私達のように移住を考えている方にとって、このような施設があることは重要な部分になると思います(旅行者の方は関係ありませんが・・・)。
今回はここまで
今回は、デパートとショッピングモールについて記事にさせていただきました。紹介させていただいた「セントラル ラップラオ」は、前述のとおり、都会のモールよりも、ちょっとだけ庶民的で、私達には使いやすい施設です。
都心から距離がある分、コンドミニアムの賃料なども安く、でも、しっかりした商業施設もあるので、「移住」をされる方にはお薦めの場所です。
すみません。内容が変わって来てしまいましたね・・・。
まだまだ浅い内容でしたが、もっと深掘り出来るようになったら、別の視点で、また記事にしたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※タイ移住についてブログにしています。よろしければご覧ください。
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