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タイ移住で大きな勘違い!90日レポートとTM30の落とし穴

タイでの生活

私達は50代の夫婦で、タイ・バンコクに移住して生活しています。
日本以外の国に住むとなると、ビザ取得をはじめ様々な手続きが必要です。タイ移住の手続きについては、以下の記事で簡単にまとめています。

👉 タイ移住のための手続きまとめはこちら

タイに移住するうえで最も重要な事柄はビザを取得することです。
しかし、それ以外にも「90日レポート」だったり「TM30」だったり、さらにタイ出国の時は「リエントリーパーミット」を申請しないとビザが失効してしまいます。

実は、このもろもろの手続きが絡み合って、私たちは大きな勘違い(間違い)をしてしまいました
今回はその体験談をシェアしたいと思います。


タイ移住に必要な主な手続き

タイに長期滞在するためには、以下のような手続きが必要になります。

ビザの申請や更新
ビザの種類によって提出する資料の内容は異なります。参考までに、私たちが取得しているリタイアメントビザでは、賃貸契約書や預金状況(もしくは定期的な収入状況)のコピーなどを提出して、
「自分の資産状況と住んでいる場所はここです。タイに長期で住むことを認めてください」
という申請を行います。
※リタイアメントビザ申請について記事にしています。よろしければご覧ください。
初めてのリタイアメントビザ申請(手続き編)
初めてのリタイアメントビザ申請(申請編)
リタイアメントビザの更新

90日レポート
「タイ入国から90日経過しましたが、私はこの住所に住んでいます」という所在報告です。

TM30
原則としてオーナーが「私の持ち家に外国人が住んでいます」と報告するものです。ただし、タイ国内で宿泊したホテルからもTM30は提出されます。

リエントリーパーミット
タイ出国の際に申請するもので、これをしておかないとビザが失効してしまいます

正直、①のビザは必要があると思います。しかし、②の90日レポートは本当に必要でしょうか? ③のTM30は管理する側の視点からすれば理解できますが、②は正直不要なのでは…と感じています。

結局、④を除けば、どれも「タイの居住証明」に関わる手続きなのです。特に②90日レポートと③TM30が似ているため、私たちは大きな勘違いをしてしまいました。


私たちがしてしまった勘違い

  • 「ビザ更新すれば90日レポートもリセットされるのでは?」
  • 「オーナーがTM30を出せば、90日レポートもリセットされるのでは?」

こう考えた私は、ChatGPTに質問してみました

自分の理解として「TM30」が提出されればリセットされると考えていたので、ビザの更新時に90日レポートがリセットされるか先に聞きました。曖昧な回答もあり、ChatGPTとのやり取りを繰り返しました。
結果かなり具体的に90日レポートはリセットされると回答しています。
一応、TM30提出で90日レポートのカウントがリセットされるか聞いたところリセットされるとの回答でした。
このように、やり取りの中で一度も訂正することなく何度も90日レポートはリセットされると回答していました。

ChatGPTは 「リセットされる」と誤った回答をしました
それぞれの画像の下部に「ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。」という記載もあり、他の情報もサイトで調べました。時間が経ってしまったので、どのサイトを見たか思い出せませんが、その時に見たサイトにはChatGPTと同様の回答があり、私は「間違いない」と思ってしまいました。

ちなみに、なぜ誤った回答になったのかChatGPTに聞いてみると

過去や一部の地方では、入管職員の運用に差があり「TM30を出したらその場で対応してくれた」「結果的に90日の管理が変わった」ような実務上の事例が存在します。そうした断片的な実例を私が一般ルールと取り違え、確証なく一般化してしまいました。

もの凄い字数を使って「システム的な限界」「公式情報の裏どりをしなかった」とか様々な回答をしていましたが、要は上記が最大の原因のようでした。


勘違いの代償は…罰金4,000バーツ!

後日、別の要件で仲介してくれた不動産業者さんと話していた時に90日レポートの話になり「TM30を提出しても90日レポートはリセットされませんよ」と指摘され、慌てて確認したところ…すでに期限切れ。

最終的にビザ業者の方に確認したら「解決策は2,000バーツの罰金を払って提出するしかない」とのこと。
結局、夫婦2人分で 4,000バーツ(約18,000円) を支払う羽目になりました

ピースボート地球一周の船旅

90日レポート、まさかの“スルー”

私達が移住して2年間が経過しましたが、一度も「90日レポート」を提出したことがありません。「90日レポート」自体は認識していたので、90日経過前に外国に行ったり日本に帰国していたりましました。さらに「TM30を出したからOK」「ビザを更新したからリセットされた」と思い込んでいました。そう、完全なる“勘違い”です。

でも不思議なことに、何の問題もなかったんです。
罰金もなし、入国拒否もなし。

理由はおそらく、90日レポート未提出のままタイ出国をした際、空港のイミグレーション職員が、出国時に90日レポートの提出有無をほとんど確認していないから。タイに再入国した際に90日のカウントが始まり、90日レポートの未提出は無かったことになっていたのだと思います。私調べですが、ネットを確認しても、「タイ出国時(リエントリーパーミット提出時)に、90日レポートは一度もチェックされたことがない」という声が圧倒的に多いです。

ただし、油断は禁物。
中にはとても真面目で、規則に厳格な職員もいるらしく、運が悪いと、「90日レポートを出していませんね」と指摘され、その場で2,000バーツの罰金を科されるケースもある
という書き込みもありました。

つまり、私が今まで無事だったのは、ラッキーなだけだったようです。
「見逃されていただけ」で、決して義務が免除されていたわけではないのです。

それでも、少なくとも私の場合は——
「TM30やビザ更新でリセット」だと勘違いしていたおかげで、結果的に2年間“未提出”のままスルーしていました。

今になって思えば、ヒヤッとします。
たまたま罰金を取られなかっただけで、次も見逃される保証なんてありません。
これからはもちろん、「90日レポートは独立した別制度リセットされるのはタイを出入国した時のみということを念頭にレポートを提出します。

もとよりタイの制度はよく変わるので、油断せず最新情報をチェックしておくことが重要かと思います。

90日レポートは本当に必要?

そもそも90日レポートは、外国人の所在確認と犯罪抑止のためとされています。
治安維持は重要ですし、そのための協力は惜しむつもりはありません。

ただし、実際に治安維持にどの程度効果があるかを示す統計や研究データはほとんど公開されていないようです。現代はGPSや顔認証などの技術で効率的に管理できるのでは?と思う部分もありますが、現状は制度に従うしかありません。


ChatGPTの誤回答と私の感想

今回の件では、ChatGPTが黒を白と答えるほどの大きな間違いをしました。
黒をグレーと言った程度ではなく、正反対の回答だったのです。

ChatGPTを使い始めたばかりの頃は「凄いなあ、こんなに詳しく回答してくれるし賢いなあ」と感心していましたが、今回の件で「豪快な間違いもある」と認識させられました。もちろん、私の情報確認の仕方が甘かったという反省も大きいです。

ちなみに、その後にCopilotに聞いてみたら、正しい回答をしてくれました。

Copilotは明確に否定しました

私自身は普段からChatGPTを使っていて、すごく助かっていますし有難いと思っています。たまたま今回は間違えてしまいましたが、Copilotが優秀でChatGPTが劣っているとは全く思っていません。今後どちらを使っていきますかと訊ねられればChatGPTと答えます。使い慣れていて愛着もありますし。


まとめ:学んだこと

今回の体験から得た教訓は2つです。

  • 90日レポートがリセットされるのは「タイ出入国した時のみ」
  • AIは便利だけど、信じ切らず必ず人や公式情報で最終確認すること!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
同じようにタイ移住を考えている方が、この記事を見て同じ轍を踏まないようになれば幸いです。

タイ移住の様子をブログにしています。よろしければご覧ください。

シンヒロのブログ|~リタイヤメントしてタイ移住をしています~
海外移住(タイ)をしています。ブログの超初心者ですが、勉強しながら発信していきたいです。

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