※当サイトではGoogleアドセンス広告およびアフィリエイト広告を利用しています

【実録】パスポート紛失でタイ入国拒否!?妻が体験した悲劇と教訓

宿泊記&旅行記

タイのバンコクに移住した50代夫婦です。法事のため一時帰国した妻をスワンナプーム空港で迎えるはずが、まさかの「パスポート紛失」。日本から無事に飛行機で到着したものの、タイの入国審査で立ち往生。状況確認、領事館とのやり取り、選択を誤った判断…そして最終的にはまさかの再渡航。

ふだん我が家では、海外旅行の準備や貴重品の管理は几帳面な妻が担当しており、これまで一度もパスポートトラブルはありませんでした。そんな妻でさえ、今回のようなことが起きたのですから、誰にでも起こりうることだと痛感しています。皆さんもくれぐれもご注意ください。

今回のパスポート紛失について、私たちが体験した一連の出来事をリアルに記録しました。
同じような状況に直面したとき、この経験が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。


パスポート紛失から再渡航までの全記録

1. 妻がスワンナプームに到着、しかし…「パスポートがない」

23時前にスワンナプーム国際空港に到着。成田からエアジャパン機で到着した妻からLINEで「パスポートが見つからない」と連絡が来ました。荷物の中を何度も確認しても出てこないとのこと。

状況を整理すると
・タイ入国審査(イミグレ)の列でパスポートが無いことが発覚
・成田空港で搭乗時にはパスポートがあった
・降機場所へ戻り、機内捜索依頼

紛失した可能性があるのは以下の3つの区間
・成田の搭乗口~機内
・機内(妻は多分座席周りと)
・バンコク到着後~入国審査までの通路


2. 機内を2回調査 → 結果は「見つからず」

スタッフより、飛行機は出発口へ移動済のため自力での確認は出来ないとのこと。インフォメーションよりエアジャパンに連絡。機内を2回確認してもらうも「見つからない」とのこと。私の方でも一応、空港のLost & Found(イミグレの外)にも行きましたが、届出はなし。

妻は「在タイ日本大使館(領事館)の夜間連絡先」にも電話し、以下の情報を得ました:

「イミグレーション(入国審査官)が認めない限り、入国はできない。認められなければ、日本に強制帰国となる。」


3. 2つの選択肢を提示される

エアジャパン職員から説明された内容(英語):

①すぐに日本への航空券を購入すれば、出発エリア(イミグレ通過後のエリア)で待機となり、食事や買い物など自由に過ごせる。
②イミグレに入国の可否を申請。ただし不可の場合は“狭い隔離スペース”で日本への出発時間まで待機

入国できる可能性に賭けて②を選択


4. 結果:タイ入国は認められず「狭い隔離スペース」へ

イミグレの判断は「入国不可」
その結果、妻は「到着ロビーの一角(椅子とダンボールが敷かれたスペース)」の隔離スペース(私達は勝手に「不自由スペース」と呼んでいました)に案内され、他の強制送還される人達と一緒に約24時間をここで過ごすことに。スタッフは「日本人は初めて」と興味津々でやさしく対応してくれたとのこと。

・飲食店もなく、係員に頼んで現金を渡し、食事を買ってきてもらう形
・翌日0時過ぎ(本来の到着の翌々日)の便で成田に帰国

やさしかった職員の方々。冷蔵庫がないため自宅用のお土産「LeTAO」のドゥーブルフロマージュを職員と一緒に食べたそうです。
こちらは職員の方がダンボールと毛布で作製してくれた臨時ベッド
強制送還者用の隔離スペース

強制送還されそうな人は10人ほど居たそうです。東洋人は妻一人で白人も居ましたが黒人が多かったらしいです。

食事は頼めば買ってきてくれます(買い物に行ってくれる職員の後ろ姿)
職員の方がローソンで買ってきてくれたカフェラテとパン
給湯器兼冷水機があって、たまたま手荷物に入れていたチキンラーメンを食べたそうです。

5. 翌日:パスポートは「機内で発見された」と連絡が入る

驚きの事実:エアジャパンから「成田到着後、再捜索したところ機内で見つかった」と連絡が来た。
なんと、妻が座っていた席にあったとのこと。

2回も探したのに見つからなかったのは、ミスか、そもそも最初から探していった…。


6. タイ側でのパスポート受け取りは「不可」

エアジャパンにお願いし、バンコクでの受け取りを希望したが、「パスポートがない状態で一度入国拒否された人(イミグレで手続き済)には、タイ入国許可が出ない」との理由で受け取れず。

結局、日本に帰国後パスポートを受け取り、再度自力でタイへ戻るしかないとの結論に。


7. 最終行程(無駄なタイ往復)

・成田行き:エアジャパン 0:15発 → 成田 8:15着
・成田からバンコクへ:タイ航空 11:45発 → スワンナプーム17:05着

航空券も通常は片道4万円弱で購入可能ですが、直前購入は片道12万円とかなりの割高。帰国後も再渡航のため、さらにバンコク行き航空券に約4万円、合計約16万円の出費。

大事な大事なパスポートを成田で受け取りました

費用と労力は莫大でしたが、「パスポートが見つかっただけでも良しとするしかない」というのが正直な感想。パスポート紛失となればパスポートを再発行しなければならず、更なる労力と宿泊費用などが必要だったので。


学んだこと・今後の教訓

機内でパスポート紛失の場合は、潔く帰国を選ぶのが最適解かと
 入国できる可能性に賭けてイミグレに入国の可否を申請した結果「不自由スペース」行きになりました。よくよく調べてみるとこの状況で入国が認められる可能性は1割もないらしいです。
「機内にある可能性」は最後まで捨てない
 妻は「絶対に機内にあるはず!」と強く主張していましたが結果的に機内にありました。余程わかりずらい位置にあったのか、そもそも探しない・・・
即日航空券は高額なのでクレカ限度額も要注意
 当日購入の航空券は異常に高い場合が多いです。妻の場合は片道12万円(LCCなのに異常な高額。精神不安定で何かを間違えてしまったのかも知れません)でしたが、欧米の長距離便の場合は更に高額になると思います。

今回の経験は本当に大変でしたが、同じような境遇になってしまった人への教訓としてシェアしたいと思い、この記事を書きました。妻自身も「考えられないミスで空港の皆さんに迷惑をかけてしまい、必要のない労力と無駄な費用がかかってしまった」と猛烈に反省していました。

旅慣れた方でも「うっかり」は起こります。どうか皆さんも、パスポートの取り扱いには最大限ご注意を…。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

タイに移住した50代夫婦をブログにしています。よろしければご覧ください。

シンヒロのブログ|~リタイヤメントしてタイ移住をしています~
海外移住(タイ)をしています。ブログの超初心者ですが、勉強しながら発信していきたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました