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【要注意】仁川国際空港でトランジット中に出国できない!? 実際の体験からわかった大事なポイント

宿泊記&旅行記

バンコクに移住した50代の夫婦です。日本に一時帰国の必要があり帰国しました。バンコクに戻る際に折角だから、韓国の釜山によって観光していこうという話になりました。帰りは大韓航空(KOREAN AIR)で釜山の金海(キメ)国際空港から仁川(インチョン)国際空港を経由してタイのバンコクに戻ります。その際、仁川国際空港で、あえて8時間のトランジットを空けて空港近くの「パラダイスカジノ」に行ってみようと計画していました。ところが・・・

「この航空券では空港の外に出られません」

釜山の金海空港のチェックインカウンターでスタッフに「仁川でのトランジットの間に外出してカジノに行きたい」と伝えると、思わぬ返答が返ってきました。

「このチケットでは仁川のイミグレ(出国審査)を通ることはできません。空港から出ることができません。」

と言われました。

さらに続けて、

「どうしても外出したいなら、金浦(キンポ)国際空港までの国内線の航空券に変更する必要があります。その場合は金浦行きは13時発の便になります。」

とのこと。

後述しますが大韓航空では釜山の金海国際空港から仁川国際空港の国内線はないので(トランジット専用の国際線として運行)、金浦国際空港に行く必要があります。
※後日、大韓航空に電話して確認しました。

10時30分出発の便を13時発に変更すると現地滞在時間も短くなるし、金浦からの移動やら仁川での出国審査やらを考慮すると実際の時間は3時間程度でかなり少なくなると思います。そこまでして行くほどでもないと判断し、今回は外出を断念し空港で過ごすことにしました

大韓航空のラウンジが使える航空券(ビジネスクラス以上とか上級会員とか)であれば食事も飲み物も多分シャワーも使えるので問題ありませんが、私達はエコノミーで上級会員でもないので利用出来ません。

仕方なく空港内で誰でも利用できる「Transfer Lounge」で8時間を過ごすことにしました

トランスファー ラウンジ

トランジットと通常出発では、ラウンジの利用条件が異なります
今回の乗り継ぎの場合はすでに金海空港で出国審査を終えており、航空会社のラウンジを制限時間なく利用できます。たとえば仁川空港で8時間待ちでも、搭乗時間までずっと滞在できます。
一方、通常の出発便を利用する場合、チェックインが始まらないと出国審査を受けられず、航空会社のラウンジにも入れません。多くは出発の3~4時間前からの受付です。
また、航空会社のラウンジは出国後のエリアにありますが、クレジットカード会社のラウンジ(カードラウンジ)は主に出国前のロビーにあります。サービスの内容も大きく異なるため、ラウンジの種類と場所を事前に確認しておくことが大切です。

充実している仁川国際空港の「Transfer Lounge」

椅子やテーブルのほかベッドのような物もあり、トランジットが快適に過ごせるよう工夫された施設です。ただし、そこまで大きなスペースではないのでテーブルやベッドが埋まっていることはあります。長時間過ごした私達の感じたことは・・・
①コンセントが日本製の物が挿せない(変換プラグが必要)
⓶ベッドで寝ている人の「いびき」がうるさい
③施設がちょっと古くなっていて、剥げている部分が多い

①については今時ユニバーサルコンセントじゃないのかと思ってしまいましたが、仕方がありません。⓶は運次第なので何とも言えません。わざわざ起こして「いびきがうるさいですよ」とも言いずらいですし。③はさほど気になった訳ではありません。

トランスファーラウンジの入口で飲食の販売もしています。この場所の左右にラウンジがあります。
飲食販売所の向かって左側。ベッドが中心。
飲食販売所の向かって右側。椅子やテーブルの奥にベッドがあります。
中には熟睡している人もいて「いびき」が・・・

仁川空港は搭乗口も多くガラガラの場所も多数あり椅子探しには苦労しませんが、「Transfer Lounge」は結構混んでいて、場所を確保するのに時間がかかるかも知れません(特にベッド)。

※デスクがあるワーキングスペースがあれば最高だなと思いましたが、もしかしたら出来るかもしれません。

NAP ZONEを改修していました
以前はベッドがある仮眠スペース的な場所だったようですが、ワーキングスペースになるのかリニューアルされて再びベッドルームになるのかは不明です。

私達は仁川空港第2ターミナルでしたが、第1も同様に4階の東と西にトランスファーラウンジ(第1と第2で計4か所)があり、トランジット客なら無料で利用できます。ただし、時期によって改修中のエリアがある場合もあるので、最新情報はチェックしたほうが安心です。時期や搭乗ゲートによっては東と西で移動経路が制限されていることもあります。私自身は歩いて東と西の両方に行けましたが、状況によっては片方しか使えない場合もあるようです。


「昔は出国できたはずなのに…?」その疑問の答え

私と同じように「以前はトランジット(セットで予約された航空券)でも出国して観光やカジノに行けたはず」と思っていた方もいるのではないでしょうか?
実はその「昔と今」には大きな違いがあるようです。

時期状況
~2019年(コロナ前)トランジット時に一時出国は比較的自由。パラダイスカジノ利用者も多かった。
2020~2022年コロナ対策によりトランジット中の出国は全面的に制限。
2023年以降国によっては出国再開。ただし航空券や乗継ルール次第で不可のケースが続出。仁川空港も乗継便利用者には制限あり。

ピースボート地球一周の船旅

【重要】仁川でトランジット中に出国できるかどうかの違い

トランジット仁川で出国(空港外に出る)解説
金海→仁川→バンコク❌ 出国できない仁川での外出は想定されておらず、トランジット専用ルートを通る。外に出ることは出来ない。
金海→金浦、仁川→バンコク✅ 出国できる国内線と国際線に分かれており、自由に空港外に出られる。仁川で出国審査を受ける必要がある。

大韓航空へ電話で確認したところ
「大韓航空では金海→仁川間の国内線は運航していません。
金海→仁川の便はありますが、これは国際線扱いとなり、仁川空港では入国や観光ができないトランジット専用便となります。
そのため、仁川で観光をしたい場合は、
「金海→金浦」の国内線を利用し、そこから仁川空港へ陸路で移動(40~60分)するしか方法がありません。」
とのことでした。


金海ー金浦、仁川ーバンコク便のデメリット

1.荷物のピックアップが必要
2.荷物を持ったまま金浦から仁川への移動時間と費用が発生
3.仁川空港での出国審査が必要

今回の私達のような航空券でも、トランジットの時間があれば空港外での観光も可能と思っていましたが、残念ながら空港外に出ることは出来ませんでした。基本的に経由地での観光は可能だと思っていたのですが・・・


まとめ

今回の経験を通じて、以下のことがわかりました。

トランジット中に仁川空港の外に出たいなら、金浦空港乗換にする必要がある
・ただし、移動の時間や手間や余計な費用などが発生する
・大きな目的が無いのであれば、仁川空港で過ごすのも悪くない選択


トランジットの過ごし方を考えている方へ

他の国や空港で「せっかくの長時間トランジットだから、外に出てちょっと観光や食事に行きたい」と思っている方は、航空券の予約時に注意してください。不本意ながら私のように空港の中で長い時間を過ごすことになるかもしれません。

ソウルやシンガポールでは、長時間の待ち時間に街への観光のツアー等がいくつか用意されていますが、外に出られるチケットか事前に確認が必要そうです(基本は出られると思いますが・・・)。

仁川国際空港のように空港施設が充実していれば長時間のトランジットも快適ですが、全ての空港がそうとは限りません。乗継地がどこかによって、航空券の選び方や時間配分を考えるのも重要かと思います。

本記事は私調べです
今回の記事は、私の調べた範囲、空港スタッフや航空会社とのやり取り、自身の体験から記事にしています。飛行機のチケットはかなり複雑で航空会社や国など状況によって結果が違ってくる可能性がありますので、ご自身でチケットの購入元や航空会社にご確認ください。


最後までご覧いただきありがとうございます。

私達の本道であるタイ移住についてブログにしています。その中に「宿泊記・旅行記」もありますので、よろしければご覧ください。

シンヒロのブログ|~リタイヤメントしてタイ移住をしています~
海外移住(タイ)をしています。ブログの超初心者ですが、勉強しながら発信していきたいです。

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