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【退職して初めて確定申告してみた】

その他の雑記

昨年の3月に退職して、その後も働いていないため、確定申告すれば税金が戻ってくるらしい事は聞いていました。ただ、私の場合、退職した後に生命保険を解約(もともと積立目的のドル建て生命保険を、あまりの円安に目が眩み解約したので、そこそこの利益がありました)して収入があったので、税金を払わなければいけない=確定申告が必要となりました。

細かい作業が嫌いで、パソコンやスマホが苦手な私が、確定申告など出来るのか。でも、やらざるを得ないので、どこまでできるかやってみます。

まずは情報収集

確定申告ってどうするの

いろいろググってみたところ、どうやら「税金は前年の収入を元に今年の税額を仮に決めて、後から修正すれば、その差額を返す。」というシステムらしい。退職後に確定申告をすると「ほとんどの人は税金が戻ってくる。」らしいのです。当然、修正の申告をしなければ、戻ってくるはずだった税金は戻ってこない。

私もそうでしたが、会社勤めの人は年末調整の書類がきて、生命保険料控除とか配偶者控除とか扶養控除とか申請して、お金が戻ってきたというアレですよね(私の場合、住宅取得ローンの控除もありました)。また、確定申告だけでしか使えない控除(社会保険料、医療費控除、寄付金控除)もあるらしいです。

このように税金を取り戻すための申告を「還付申告」というらしいです。
注:専門家ではありませんので、間違った表現もあると思いますが、パソコン同様、税の関係もポンコツですので、そこはご了承ください。

今までは必要書類を提出すればOKでした。でも今年は状況が違います。
第一に退職したため会社に書類を提出することが出来ない。
第二に生命保険の解約で収入があったこと。
この二つによって、恐ろしいことに、自ら申告しなければいけないのです。

何が必要なのか 

①昨年の源泉徴収票(令和5年に確定申告するなら令和4年のもの)

 退職後に会社から送られてきたのですが、いくら探しても見つからなかったので、再発行をお願いして会社にとりに行きました。

②各種控除証明

・生命保険
 死亡保険の他に、介護の保険や個人年金にも加入しており、月々結構な金額です。年末ぐらいから「控除証明書」が郵送されてきていましたが、今までは、給与天引きで、年末調整の書類に記載されていたので、何もしていませんでした。
注:ちなみに「車の保険」はどうなんだろうと思い、保険屋さんに電話したら、車の保険は控除の対象にはならないとの事。
・社会保険料
 任意継続した健康保険料金(毎月払っていますが、収入のない現在は負担が大きい)と国民年金の支払い料金(1年分を一括で払いました)
・住宅ローン控除(6年ほど前に購入)
 銀行から送付される年末残高等証明書
・令和4年にドル建ての生命保険を解約した収入の証明
 令和4年に円安になって、結構な金額の収入がありました。解約した時点で、差額の証明が送付されてきました。そもそもの確定申告の大きな理由です。

確定申告の期日は?

確定申告は提出年の前年1月1日~12月31日を2月16日~3月15日の1か月の間に提出しなければいけないとの事です。
例えば令和4年1月1日~12月31日の確定申告は令和5年2月16日~3月15日まで(最終日が土日祝の場合は翌日)です。

ただし、払いすぎた税金の還付を受けるための「還付申告」は、1月1日から申告が可能で、3月15日という縛りもなく、申告可能になった日から数えて5年以内であれば、いつでも還付を受けることが出来るらしいです。

自分に生命保険解約の収入がなければ、この「還付申告」になったかと思いますが・・・。

あくまでも、私見ですが、大きな収入がなければ「還付申告」。収入がある人は「確定申告」。事業者や個人事業者が、青色申告とかの「確定申告」なのではないかと・・・。

「還付申告」でも「住民税とかの関係で、遅れると取られすぎてしまう事もあるので、期日内(3月15日)に済ませたほうがいいよ」とも言っていたので、ご注意を。

確定申告(電子申告 e-Tax)の仕方

確定申告って、イメージ的には、すげ~混んでる税務署に行って、色々とややこしい手続きが必要で、書類が足りなければ再提出したりして、面倒くさいことこの上なしみたいな印象でしたが、そうでもないみたいです。

申告書の作成方法

「手書き」もしくは「国税庁のHPで作成」となるらしいのですが、「手書き」は当然、自分で計算する必要がありますが、「国税庁のHPで作成」は自動で計算してくれるそうです。当然国税庁のHPで作成」をチョイスします。

【e-Tax】国税電子申告・納税システム(イータックス) (nta.go.jp)で「令和〇年分確定申告」をクリックします。

専用のソフトとかが必要かもと思いましたが、そういうのは事業者が使うもので、私のような一般ピープルは必要ないみたいです。

提出方法

こちらも2種類あるみたいですが、「電子申告(e-Tax)」か「印刷して税務署へ持参か郵送」。

「電子申告(e-Tax)」の場合、マイナンバーカードを持っていないと面倒そうです。また、以前はカードリーダーを別に購入する必要があったようですが、今はスマホがあれば大丈夫みたいです。

マイナンバーカードを持っていなくても電子申告は出来るようですが、結局、税務署に行かなければならなかったり、かなり面倒なようなので、それなら「印刷して税務署へ持参か郵送」の方が良いみたいです。

私は、マイナンバーカードを持っているので、「電子申告(e-Tax)」にチャレンジしてみたいと思います。

「電子申告(e-Tax)」であれば、資料の添付は必要ないみたいですが、本当かな。

事前準備するもの

①マイナンバーカード
②スマホにマイナポータルのアプリをダウンロード
③パソコンとスマホ

いざ申告書作成

「退職 確定申告 電子申告」でyou tubeを見まくりましたが、自分にピッタリというのはありませんでした。人により状況は違っていて、ピッタリ合う人もいると思いますが、そうでない人も多いと思います。

私は、いろいろな動画の一部ずつを切り取って参考にさせていただきました。ですので、本当にこれで良いのかという不安はあります。

時間がかかる

それでも、手元にある書類をひっくり返しながら(会社勤めの時は書いた記憶のない、マンションの土地の面積とか全世帯の総床面積とか登記簿を見ながら記入しました)、かる~く作成に3時間ほどかかりました(ポンコツだからね)。動画を見ながら、戻したりしながら、申告書も記入してたりしたら、すげ~時間がかかりました。

でも、こんなこと言うと3時間もかかったくせに矛盾していると言われそうですが、いちいち勉強しなくても、金額を入力すれば、税率や控除額など自動で計算してくれるので、すげ~楽でした。

来年は、今年の申告書を元に作成できるみたいだから、目指せ15分。

でも疑問点はある

とりあえず作成は出来ましたが、ど素人のポンコツなりの疑問点が出てきました。

①ググってみると、「源泉徴収票内の「源泉徴収税額」から戻ってくるんだよ」との事。でも、自分の場合、退職したので1~3月までの収入しかありません。当然、源泉徴収税額も今までの1/4くらいです。でも「住宅ローン控除の年末残高の計算」だけ見ても、この「源泉徴収税額」を超えています。わかりづらいですよね。例えば
例)源泉徴収票内の「源泉徴収税額」  100,000円
  住宅ローン控除(申告書で計算)  150,000円
  申告書で計算された還付額     100,000円

なんで?住宅ローン控除って年末のローン残高の1%(例の150,000円部分)を戻してくれるんじゃないの?収入の低い人にはちょっとしか戻ってこないの?おかしくない?と思いました。

②そもそも、住宅ローン控除って年末のローン残高の1%だけど、電子申告の計算だと少ないだけど、なんで?
例)年末残高等証明書  20,000,000円の1%=200,000円
  電子申告での計算            150,000円

調べてみると、住宅ローンの控除の際に必要な書類で「○○年分 給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書」の下段のほうの「○○年分 年末調整のための(特定増改築等)住宅借入金等特別控除証明書」「家屋または取得対価の額」(下図の ※金額はサンプルなので無視してください)に関連しているみたいで、その額の1%の半額で一致します。
マンションは妻と共有で、ローンも同額ですので、「家屋または取得対価の額の1%の半分」か「年末残高の1%」の金額の低い方となっているのかなと勝手に考えたりしています。

今まで、会社に必要書類を提出していただけで、細かい計算もせずに「金額が戻ってきた」と喜んでいましたが、今までも多分「年末残高の1%」ではなく、「家屋または取得対価の額の1%の半額(妻と合わせて1%)」だったのだと思います。そうです、ポンコツなうえにズボラなんです。

その他にも、細かい疑問もあるので、そのままでの申告は躊躇しています。

どこかに相談できないか

調べてみると、地元の税理士会が無料相談会を実施しているようで、早速申し込みました。

税理士さんに疑問をぶつけてみた

11時30分から12時までの30分間だったので、事前に質問をまとめておきました。以下、その質疑応答です。

①住宅ローン控除は借入額の1%ではないのか
回答:想像通り、借入額の1%か取得対価額の1%のどちらか低い方の額なので、私の場合、取得対価額の1%を妻と折半です。

②年収が1/4(3月で退職したので)で、源泉徴収税額も1/4になり、住宅ローン控除だけでも源泉徴収税額を超えてしまうが、申告書で計算されると還付金は源泉徴収額を超えない。収入が少ないと損するということか。
回答:あくまでも所得税(源泉徴収税額)に還付されるので、源泉徴収税額を上回ることはない。今回の控除額が上回った分は、住民税などに反映されて、減額などされるとのこと。

③退職したばかりで、今年の収入は1/4なのに(1~3月分の給与)住民税をかなり支払った(前年の収入額に課税されるため)が、控除してくれないのか。
回答:住民税は控除の対象にならない

④電子申告の場合、資料の添付は必要ないのか。
回答:添付の必要はない。手元にあればよい。

厳密に言えば、この他にも聞いたことはありますが、話せないこともありまして・・・。

疑問は概ね解消しました。最後に「疑問があった場合、税務署に直接聞く人と、今回のように地元の税理士会に聞く人はどちらが多いのですか。」と尋ねたところ、「税務署の方が多いです」とのこと。

次回は、税務署に相談してみて、税理士会との違いを確認してみようと思います。

いざ申告

2月16日の午前0時過ぎに、申告書を送付しました。3時間かかって作った申告書をポチっとして終了です。

税務署からのお知らせ

2月23日に、「税務署からのお知らせ【還付金の処理状況に関するお知らせ】」のメールが来て、e-taxへログインしたところ「今、審査しているよ。」とのこと。

さらに、3月3日に同じタイトルの「税務署からのお知らせ【還付金の処理状況に関するお知らせ】」のメールが来て、e-taxへログインすると「審査が終わり、申告通りの金額を振り込むよ。何日かかかるけど待っててね。」とのこと。

3月6日に指定した口座に振り込まれました

無事振り込まれて、終了です。

初めて確定申告をした感想としては、時間や手間はかかったけど思ったよりは簡単だったというところです。もっともっと面倒なイメージがあったけど、そうでもなかった(書類作成だけで3時間もかかった私が言うのもなんですけど・・・)。次回(来年)は大幅に時間も短縮出来そうです。目指せ15分ですが、実際は30分とか1時間とかかると思います。

最後まで、拙い文章を読んでいただきありがとうございました。

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