50代中盤の夫婦が、タイのバンコクで移住生活を始めました。
今回は、タイのバンコクで病院に行ってきた時のお話です。日本に居た時から、耳の調子が悪くて耳鼻科に通っていましたが、バンコクでも右耳が詰まってしまい(膜が張ったようになってしまい)、ほとんど聞こえなくなってしまったので、病院に行くことにしました。
今現在はタイにいて、タイ語も英語も話すことが出来ません。でも、右耳が聞こえないままという訳にはいかず、ネットを見ながら日本語でもOKな病院を探して行ってきました。
※バンコクでの住居選定から始まり、引っ越しの準備やビザの発給などもあり、バタバタしながら日々生活しております。その様子を以下のブログに綴っております。よろしければご覧ください。
タイ(バンコク)の3大国際病院
ネットで見た(私調べ)病院の概要です。まずは、バンコクの3大国際病院から。
サミティベート病院
最寄り駅:BTSスクンビットライン トンロー駅
バンコク病院
最寄り駅:BTSスクンビットライン トンロー駅
バムルンラード国際病院
最寄り駅:BTSスクンビットライン ナナ駅(プルンチット駅との中間くらい)
この3つの病院は、日本人窓口が充実しており、日本人の先生もいるようで、日本以上の医療サービスとも言われる超高級病院とのこと。
3大病院に次ぐ高級病院も
3大国際病院に次ぐポジションで、日本語でのサービスが可能とのことです。3大病院より若干リーズナブルらしいのですが、高級に変わりはないようです。
ラーマ9世病院
最寄り駅:MRTブルーライン ラーマ9世駅
BNH病院
最寄り駅:BTSシーロムライン サラデーン駅
スクンビット病院
最寄り駅:BTSスクンビットライン エカマイ駅
カミリアン病院
最寄り駅:BTSスクンビットライン トンロー駅
日本人専用クリニックも
ブレズクリニック(内科)
最寄り駅:BTSスクンビットライン アソーク駅
DYMクリニック(内科、小児科、婦人科、皮膚科)
最寄り駅:BTSスクンビットライン プロンポン駅
サクラロスクリニック(内科、小児科、皮膚科)
最寄り駅:BTSスクンビットライン プロンポン駅
などなどあるようです。多分クリニックが一番リーズナブルだと思いますが、耳鼻科がなさそうなので、今回は思い切って3大国際病院のバムルンラード病院に行ってみます(自宅からのアクセスも考慮して)。最近、加齢の影響か皮膚もブツブツが出来て痒かったりするので、皮膚科受診の際は、日本人専用クリニックを受診してみようと思います。また、風邪をひいた時なども、クリニックを受診してみようと考えています。
いざ、バムルンラード病院 耳鼻咽喉科
前日に病院へ電話して確認
バムルンラード病院日本語コールセンター(3大病院は日本語のコールセンターがあるようです)に電話すると、タイ人女性と思われる方が、流暢とは言い難いが、充分に通じる日本語で対応してくれました。
「右耳が聞こえない」「初めて受診する」「保険に加入していない(病院によっては、保険に加入していないと診察してくれない所もあるようです)」旨を告げると、明日の8時半にパスポートを持って病院に来いとのこと。
いざ、バムルンラード病院へ
BTSスクンビットラインのプルンチット駅から徒歩10分ほどでバムルンラード病院に到着。受付で「ジャパニーズ デスク?」とほぼ日本語のイントネーションで伝えると、「10階に行け」と言われました。
このビル(ビルディングA)の10階でエレベーターを降りると日本語で案内があり、スムーズに日本語サービスカウンターに到着しました。そこで、タイ人女性に「右耳が聞こえない」「初めてで保険もない」旨を伝え、パスポートを見せて受付。日本語表記がある書類に住所や名前、チェックやサインなどしました。10~15分ほどで終了し、診察券を発行してくれました。
耳鼻咽喉科へ
紙の腕輪をされて、受付票のような書類を持って、係の人が耳鼻咽喉科まで案内してくれました。この人が、日本語通訳の方でした。
診察
耳鼻咽喉科は同ビルの12階で、先ほどの通訳の方が受付に書類を渡してくれたので、私は何もせず、待合室に座っていただけでした。
程なく名前を呼ばれて
待合室に人は少なく、全員が患者かどうかは判りませんが、自分も含めて4人でした。
程なく、名前を呼ばれたので、立ち上がると部屋に連れていかれて、血圧を測りながら、指に器具を挟まれました(パルスオキシメータでした。血液の酸素飽和度や脈拍とかを計測するものですね)。計測終了後、看護師さんが「グー」と言って、親指を立てていました。
すぐに診察してくれました
一旦待合室に戻りましたが、5分ほどで名前を呼ばれました。白衣を着た先生がいて、いよいよ診察です。
先ほどの通訳の方がいて、先生の話を日本語に、私の話をタイ語に通訳してくれました。「右耳が聞こえずらい」「耳鼻科には日本に居る時から通っていて、今も薬を塗っている」と先生に伝えました。持参した薬の成分なども、通訳の方がスマホで写真を撮って成分を調べてくれて、先生に伝えてくれました。
2~3分、話をして治療室(治療用の機械がある部屋)に移動して、治療開始です。といっても、日本とほぼ同じ治療で、モニターを見ながら、器具を使って、耳の奥にある物を吸い出す治療です。先生から「かなり耳を掻いた跡があり、腫れている」「掻いたことにより、膿が出てそれが詰まっています」とのことで、日本のお医者さんに言われている事と同じでした。「新しい薬を処方しますので、今の薬はちょっと中断してください」と言われ、診察室を後にしました。5分程度で、診察と治療は終了です。
※耳や痒みの症状については別のブログで詳しく書いていますので、興味のある方は以下からどうぞ。
通訳の人に、「診断書は無料ですが、どうしますか?」と聞かれたので、「日本に帰国した時に保険の還付を請求するのでください。また、健康保険の請求に関連する書類は全部ください。」と伝えると、「わかりました」とのことでした。
診察が終わって、待合室に戻ると10人くらいの人が座っていました。10分くらいの違いで、結構人が増えていました。
治療費と薬代の支払い
支払い
通訳さんに、「14階に行って支払いと薬の処方をしてもらってください」言われ(通訳さんはここで終了でした)14階へ。インフォメーション的な物が中央にあり、その後ろに「キャッシャー」と書いた窓口があったので、通訳さんに貰った書類を渡すと金額入りの請求書を見せてくれて、クレジットカードで支払いました。ちなみに、日本と違って、薬代も一緒の請求です。
薬局はすぐ後ろに
支払いを終えると、処方箋(たぶん)を渡され、指さされた方(真後ろ)を見ると「ファーマシー」と書いてあり、非常に分かりやすかったです。最終的に、薬屋さんで紙の腕輪は切って外してくれました。
問題の治療費は
病院として全く問題ありませんが、料金は高かったです。薬代込みで3,600バーツ(約14,400円)、うち薬代は680バーツ(約2,720円)。無保険の料金なので、日本での治療に当てはめた場合、イメージ的にはですが
日本だと3割負担で、薬代込みで2,000円くらい(3割負担)。全額負担と考えると6,600円くらい。
それが、14,400円なので、やはり相当高い。
よく見ると、領収書の「特別なサービス」という欄に870バーツ(約3,500円)とあったが、この辺が、通訳代とかなのでしょうか。日本に帰国した際に、クレジットカード(タイに入国して1ヵ月くらいなので、90日間は保険が適用されるようです)と健康保険に、この治療費を請求しようと考えていますが、健康保険は、この「特別なサービス」は適用外なのかな?と思ったりしています。クレジットカードの保険は適用されるような気がしますが。
いずれにしても、請求時に結論が出ると思いますので、その時には報告させていただきます。
とにかくゴージャスで何不自由ない病院
書き込みにもありましたが、日本の高級私立病院と一緒のような豪華さで、びっくりしました。水やジュースも無料。
診察には、日本語通訳(タイ人)が付いてくれて問題なし。右耳も聞こえるようになりました。
結論
施設も綺麗で、診察に関しても何不自由ない素晴らしい病院でした。
ただ、料金が・・・
前述しましたが、料金が異常に高いです。日本の倍以上でした。治療費の安い病院もあると思いますが、日本語が通じない所がほとんどで、病気の事となると、日本語が通じないのは致命的で、致し方ないのかなと思います。
あとは保険との兼ね合い
私は、住民票を日本に残していて、税金も保険も年金も日本に支払っています。日本の保険は本当に優秀で、海外での治療費も100%ではないようですが、請求すれば還付してくれるようです。
海外での治療は、初めての経験で、まだ請求してことがないので何とも言えませんが、もし全額(またはそれに近い額)返ってくるのであれば、医療費が高くても、安心できる大病院の方が良いですよね。
タイ国内でも、民間の保険に入ることは、もちろん出来ますが、年間10万円前後はかかるようなので、日本の還付請求で医療費が返ってくるのであれば、この保険料も必要ないかなと思っています。
ただし、手術を伴うような入院となると、数百万円から中には一千万円オーバーという書き込みもありますので、一時的としても、そんな金額支払えないという方は、保険加入は必須かと思います。
この保険料の還付についても、結果が出次第ブログにアップさせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ピースボート地球一周の船旅
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