※当サイトではGoogleアドセンス広告およびアフィリエイト広告を利用しています

タイ(バンコク)の気候について(雨季6~10月)

タイでの生活

タイのバンコクに移住した50代夫婦です。タイ旅行の参考になればと思い、気候について詳細を書き記しておきたいと思います。

タイの気候は、熱帯性モンスーン気候です。日本の四季とは違い、常に暑いことが前提で、その中で、暑季(3~5月)、雨季(6~10月)、乾季(11~2月)の3つに分かれています。大まかな状況は以前の記事をご確認ください。

タイのバンコクでの、暑季(3~5月)、雨季(6~10月)、乾季(11~2月)の3つの区分をさらに詳細に1か月ごとの状況を書き記したいと思います。今回は雨季の6月、7月、8月、9月、10月についてです。雨季と言っても、暑気の終わりに近い6月と乾季に近い10月では、気温や天気が多少違います。その辺の詳細を知りたいという方に向けた記事となります。大気汚染やおまけで旬のフルーツなども載せてみましたので、旅行の際の参考にしていただければと思います。

暑季の記事です

乾季の記事です

タイの気候について

タイの気候は、熱帯モンスーン気候です。日本の四季とは違い、超暑い期間(暑季)、雨が降る期間(雨季)、ほとんど雨が降らない期間(乾季)の3つに分かれています。

※本記事では暑季(3~5月)、雨季(6~10月)、乾季(11~2月)という区分で分けていますが、暑季(4〜5月)・雨季(6〜10月)乾季(11〜3月)という考え方もありますので、ご注意ください。どちらが正解でどちらが間違っているということもありませんが。

大気汚染について

タイは環境汚染が結構深刻です。特にPM2.5については注意が必要ですので、基準をご紹介しておきます。

タイでは微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準(人の健康を保護する上で維持されることが望ま しい基準)として「1年平均値が 15µg/m³ 以下であり、かつ、1日平均値が 37.5µg/m³ 以下であること」と定められています。以下は日本の基準値との比較です。
タイの基準値:PM2.5基準 1年平均 15µg/m³ 1日平均37.5µg/m³
日本の基準値:PM2.5基準 1年平均 15µg/m³ 1日平均35µg/m³
※1 タイは以前まで「1年平均 25µg/m³ 1日平均50µg/m³」でした
※2 東京都では1日平均値が70μg/㎥を超える恐れがあると判断された場合に注意喚起が行われます

私はこちらの空中気質アプリ| iqairでPM2.5を確認しています。日本語で分かりやすいアプリです。
※左側に書かれている数値は「US AQI」の単位です。その下段の右端にPM2.5の数値が書いてあります。

6月

気候全般
雨季に入り、湿度が高くなり蒸し暑く感じます。この時期の気温は、日中は30℃~35℃程度で、夜間は25℃~28℃です。6月は雨季の初期にあたるため、午後や夕方にスコール(短時間の激しい雨)が降ることが多いです。雨が降ると気温が下がることがありますが、降雨後は蒸し暑さが戻ります。
湿度が非常に高く、80~90%に達することが一般的です。このため、体感温度が実際の気温よりも高く感じられます。

大気汚染
頻繁な降雨により、空気中の微粒子が洗い流されるため、空気の質が改善されるので、PM2.5のレベルは低下します。しかし、天候や交通の影響で一時的に上昇する場合があります。健康を気遣う人は天気予報や大気質情報をチェックすると安心です。具体的な数値は年によって異なりますが、2023年6月の平均濃度は約28.4µg/m³との報告もあります。

旬のフルーツ
ランブータン(5~8月):ちょっと怖い外観ですが、ライチのような甘さと酸味があり、プルプル食感のフルーツです。
カスタードアップル(6~9月):こちらも怖い外観でゴツゴツしていますが、果肉は甘くまろやかです。

ランブータン
カスタードアップル。シュガーアップルとも。タイでは「ノイナー」。

7月

気候全般
バンコクの7月は、雨季の中盤で、高温多湿な環境です。平均最高気温は32~34℃で、最低気温は25℃前後です。日中は暑さと湿気が強く感じられる一方、降雨時には一時的に気温が下がることがあります。ただし、雨の後は蒸し暑さが戻るのが特徴です。7月の平均降水量は200~250㎜程度です。午後から夕方にかけての短時間(1~2時間)での激しいスコールで、通常長くは続きませんが、降る量が多く処理しきれないため、街中で冠水や局地的な洪水が起きる場合があります。平均して月の半分以上の日で雨が降ると思ってください。

大気汚染
バンコクの7月は雨季のため、PM2.5(微小粒子状物質)の濃度が下がりやすく、20μg/m³以下の日が多くなります。2023年7月には「不健康」とされる空気質の日はなく、年間を通しても空気が比較的きれいな時期にあたります
都市部の交通量や産業活動による汚染の影響は続きます。そのため、特に敏感な人々はマスクの着用を推奨しますが、一般的には必要ないと思います。

旬のフルーツ
ドリアン(5~9月):果物の王様。匂いがきつく濃厚でフワトロな食感で、好みが分かれるところですが、個人的には好きではありません。でも、「新鮮なドリアン」は、匂いもなく美味しいとのことです。
ロンガン(7~9月):半透明の白い果肉で甘みが強くジューシーなフルーツです。

ドリアン
ロンガン。タイでは「ラムヤイ」。

8月

気候全般
バンコクの8月は、典型的な熱帯モンスーン気候の特徴を持っています。平均最高気温は約31~33℃、最低気温は25~27℃程度です。湿度が非常に高く、不快感を感じることが多くなります。8月は雨季の真っただ中で、特に午後から夜間にかけて短時間の激しいスコールや雷雨が頻繁にあります。月間降水量は約200~300mmで、雨が降る日がほとんどですが、一日中雨が降る日はありません。

大気汚染
一般的に雨季はPM2.5の濃度が下がりやすいとされていますが、8月は7月に比べてやや高めの傾向があります。これは降雨が局所的になったり、風が弱まって空気の動きが停滞したりすることが原因のようです。

旬のフルーツ
パッションフルーツ(7~9月):食べ頃になると酸味と甘味がバランス良く、美味しいです。甘酸っぱく癖のある味で、加工食品として使われることが多いです
サラカ(ク)ヤシ(6~10月):皮をむくと黄色の果実があり、甘酸っぱく、南国ならではのきつめの風味が楽しめます。

パッションフルーツ
サラカヤシ。タイでは「サラ」。個人的にはにおいが苦手。

9月

気候全般
バンコクの9月は典型的な熱帯性モンスーン気候で雨季ど真ん中です。気温は約26~33℃で、日中は暑くなり、高温多湿のため、体感温度はさらに高く感じられると思います。
9月は年間でも特に雨が多い月の一つで、月間降水量は 約300mm~400mm に達します
毎日のようにスコールが発生することが多く、特に午後や夕方に強い雨が降ることが一般的です。

大気汚染
9月は雨季の影響で、大気中の微小粒子(PM2.5)が雨により洗い流されますが、農業(焼き畑)と風の弱まりなどで、バンコクの一部地域ではPM2.5濃度が50 µg/m³を超えることも稀にあるようです。敏感な人(呼吸器疾患やアレルギーを持つ人、子ども、老人)は注意が必要です。こちらの空中気質アプリ| iqairで大気をチェックして、必要であればマスクの着用などをお薦めします。​

旬のフルーツ
ドラゴンフルーツ (6~10月):色鮮やかで、味は薄いが、ほのかに甘みと酸味があります。

ドラゴンフルーツ。タイでは「ケーオマンコン」。赤い実もあります。

10月

気候全般
10月は、雨季の終わりにあたり、次第に乾季へ移行する時期です。このため、雨がまだ多いものの、月の後半になると徐々に雨量が減少します。平均気温は約25~31℃で、最高でも33℃くらいです。日中は蒸し暑さを感じることが多いですが、夜間は比較的快適な気温になります。
降雨量はまだ多いですが、月間降水量は 約200~300mmくらいです
スコールは発生しますが、長時間降り続けることは少ないです。

大気汚染
古いデータで恐縮ですが、2023年10月のバンコクでは、PM2.5濃度が日によって10.2〜45.4µg/m³の範囲で変動したようです。雨季の終盤にあたり、降雨量の減少や風の弱まりにより、大気中の汚染物質が蓄積されやすくなるようです。特に交通量の多い地域や工業地帯では、PM2.5濃度が上昇する傾向があります。外出時には、最新の空気質情報を確認し、必要に応じてマスクの着用や屋内での活動を検討することが推奨されます。

旬のフルーツ
ポメロ(8~11月):柑橘類ですが甘過ぎず、酸っぱ過ぎずとバランスがとれたフルーツで万人受けするフルーツと言って良いでしょう。白い実とピンクの実があります。

ポメロ。タイでは「ソムオー」。はっさくに似た感じ。馴染みはあって食べやすいと思います。
ピースボート地球一周の船旅

タイの雨季(6~10月)

バンコクの雨季は、モンスーン(南西季節風)の影響を受け、湿度が非常に高くなり(70~90%)、頻繁に雨が降ります。気温は日中は30℃~33℃程度に保たれ、夜間は24℃~26℃です。
最も雨が多いのは9月で、6月~10月の間で月平均200~300mmの降水量があります。短時間に激しいスコールが降ることが一般的で、夕方から夜にかけての時間帯に発生することが多いです。
しかし、この雨によって大気中の汚染物質が洗い流されるため、乾季(11月~2月)に比べると大気汚染が軽減されます。

私は天気の予報のアプリを2種類ダウンロードして見ています。一応、時間ごとの降水確率が出ますが、あてになりません。ネットを見ると「タイは熱帯モンスーン気候で積乱雲が多く雲の変化が早いため予測が難しい」とのことです。アプリは過信せず、雨季は1日のどこかで(特に夕方は)必ず雨が降ると考えておいた方が良いです。

雨季にも魅力が

上述しましたが、タイでは深刻な問題となっている大気汚染が軽減されます。また、雨季のバンコクは観光客が少なめで、ホテル料金が安くなることが多いため、コストを抑えたい旅行者にとっては魅力的です。基本的には夕方に降る雨対策をしっかりすれば、混雑が少なくリーズナブルに旅行ができます。

あくまでも私達夫婦の拙い経験則ですが、「空が暗くなる」「雷がゴロゴロなり始める」「風が強くなる」の3点セットは雨が降る可能性がかなり高いと思います。頭の片隅にでも置いておいてください。

個人的には、雨季の観光もお薦めとまでとはいきませんが、悪くはないのかなと思います。夕方にまとめて1~2時間の降雨というところを考慮に入れておけば、行動はしやすいのかなと思います。ただ、雨の量が半端じゃなく、冠水とかもあるので、そこは充分ご注意のうえ、バンコクを楽しんでください。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

タイ移住の様子をブログにしています。よろしければご覧ください。

シンヒロのブログ|~リタイヤメントしてタイ移住をしています~
海外移住(タイ)をしています。ブログの超初心者ですが、勉強しながら発信していきたいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました