バンコクへ移住した50代夫婦が2025年のカウントダウンの花火を見るため、バンコクの5つ星ホテル「W」へ宿泊しました。2024年のロイクラトンの際に、ロイヤル・オーキッド・シェラトンに宿泊して、その時の花火に感動しました。ホテルスタッフからは「カウントダウンの際には、今回打ち上げなかったアイコンサイアムからも花火が打ち上がり、はるかに規模が大きいですよ。」と聞いて、「よし、2025年のカウントダウンはここだ。」と心に決めました。
ロイヤル・オーキッド・シェラトンの宿泊記と花火の記事は以下のとおりです。よろしければご覧ください。
ホテルを手配
11月の中旬ということもあり、ロイヤル・オーキッド・シェラトンの大晦日は満室。私達はマリオットボンボイのプラチナ会員なのでマリオット系列のホテルで周辺をいろいろ探してBTSシーロムライン「チョンノンシー駅」近くの「W」に決めました。
アクセス
最寄駅:BTSシーロムライン「チョンノンシー駅」(セントルイス駅との中間くらいです)
場所:W ホテル バンコク – Google マップ
チョンノンシー駅の1番出口を出て「SATHORN SQUARE(サトーンスクエア)」というビルを通り抜けていきます。ビルの中で2階分エスカレーターで降りて地上階にあるセブンイレブン脇からホテルに行きます(案内もあります)。
「W」というホテル
結論から言うと、ホテルスタッフの対応は良く朝食も素晴らしかったですが、プールやレセプションにも「DJブース」があったりしてちょっと若い人向け(もしくは若い気持ちを持っている人)のコンセプトなのかなと感じました。実際、我々のような60歳に差し掛かるような方々を見かけることは少なく、30~40代の人が多かったのかなという印象です。
ホテルとしては余裕で合格点の良いホテルです。特に朝食は素晴らしく、ジムやサウナなど館内施設も悪くなかったですが、同年代にお薦め出来るかと言うと?の部分はあります。マリオット系列では珍しいデザイン性が高いホテルで、若い人達には受け入れられやすい良いホテルだと思います。
チェックイン
12時過ぎにホテルに到着し、チェックインしました。事前にアーリーチェックインのお願いをしていたので、この時間にチェックイン出来ました。マリオットボンボイのプラチナ会員の威力は有難いです。
しかし、ここでチェックインの際にパスポート提示の依頼がありました。私達はタイに移住していてパスポートを持ち歩きたくないので、いつもコピーを提出していますが、「原本をお願いします」とのこと。スマホで撮ったパスポート画像もありましたが、それも駄目。すったもんだしているとスタッフがマネージャーと連絡を取ってくれて「今回は特別にコピーでOKの許可が出た」とのことでチェックイン出来ました。旅行の方々は問題ないと思いますが、私達のように移住している人はパスポートの原本を持ち歩くことに若干の抵抗があります(紛失などの恐れがあるので)。マリオット系列でパスポートが原本じゃなきゃいけないところもあるのでご注意ください。
ルームツアー
24階の2413号室です。若い人が好むようなデザインでカッコ良かったです。有料のアルコールやスナック類もテレビの横に飾るように配置されていました。部屋自体は狭くもなく広くもなく普通の大きさでした。特に水回りは鏡が多かった印象ですが、バスタブ付きで久々にお湯に浸かりました(自宅に浴槽がないので・・・)。部屋からの眺めは隣のビルが半分以上を占めていてちょっと残念でした。
YOUR INVITEDというドリンク無料券
私達はマリオットボンボイのプラチナ会員なので、マリオットホテルにあるラウンジを利用することが出来ます。しかし、「Wバンコク」には会員用のラウンジがありません。そこで「W Lounge」もしくは「The House on Sathom」で利用可能な無料クーポンを会員向けに発行しているのかなと思います。
私達は「The House on Sathom」で使用しましたが、450バーツ約2,025円までドリンクがオーダー可能でした。
チョコとマカロンとワインが
最新の商業施設の「One Bangkok(ワンバンコク)」に行って、買い物を済ませ部屋に戻ると、ボンボンショコラとマカロンとワインが置いてありました。ワインがボトルごと置かれている経験があまりないのでびっくりしました。新年だからなのか、マリオットのプラチナ会員だからなのか、理由は謎です。
※以前「One Bangkok(ワンバンコク)」に行った時に記事にしました。よろしければご覧ください。
ホテル内の施設
レストラン
「The House on Sathom」以外は専用のHPはありませんでした。簡単な紹介を公式HPでしていますので、ご興味のある方はご覧ください。
ホテル公式HP:バンコクのレストラン | Wバンコク
The House on Sathom
ロータリー脇の離れに「The House on Sathom」があります。タイ料理の店とバーがあります。この場所は歴史的な建造物であるらしいのでご紹介します。
The House on Sathomについて
2015年の開店以来、「The House on Sathorn」は、バンコクきっての格調高いレストランの1つとの評価を得続けてまいりました。レストランの建物自体が、素晴らしい建築物。1889年の建築当初は、この新古典様式の建物は個人の邸宅でしたが、その後1920年代にはホテルとなり、20世紀半ばから1999年まではロシア大使館として使用されました。現在「The House on Sathorn」は、異文化が見事に融合した場所として一段と輝きを放っています。
※公式HPより引用
※前述したドリンク無料券をここで使用しました
Paii:バンコクのタイ料理レストラン |パイイ、サトーンの家
屋内と屋外があって、どちらも良い雰囲気です。暑くなければ屋外(中庭)をお薦めします。
Bar Sathom:ザ・ハウス・オン・サトーンのバー |時代を超越した目的地
W Lounge
1階のレセプションの横にあります。天井の装飾はアバンギャルドですが、椅子やテーブルは落ち着いています。それでいて違和感がない素敵なラウンジです。
Nikaku(二鶴)
1階のレセプション横にある江戸前鮨のお店です。入口からして品格があり恐ろしくて入れません。
The KithenTable The Pantry
2階にある朝食会場です。「The KithenTable」と「The Pantry」は別々のレストランで、雰囲気が違いますが、朝食時は双方とも会場になります。画像は朝食の内容と併せて後述させていただきます。
プール
6階にあり「WET」という名前があります。
WET Deck(Pool Bar)もあります。
プールは小さくて、浸かる程度かと思います。泳ぐようなプールではないですかね。
フィットネス
こちらも6階でプールの横にある、「FIT」というジムです。24時間年中無休です。
スパ
マッサージはしなかったので、感想はありません。以下はメニュー(料金表)です。名前は「AWAY Spa」。
Online Booking ※1バーツ4.5円くらいです
このスパの中にサウナやジャグジー、休憩用のベッドがあります。スパの受付スタッフに声をかけると中を案内してくれて、ロッカーのカギを貰えます。これらの利用は無料です。
サウナ&ジャグジー&休憩用ベッド
サウナは男女ともスチームサウナとドライサウナがあります。水風呂はありません。残念ながらタイのホテルのサウナで水風呂がある場所に出会ったことがありません。
ドライサウナに入りましたが、最初は79℃とか生ぬるい温度でした。温度設定を95℃まで上げてロウリュしまくったら90℃くらいまであがりました。久々のサウナで気持ち良かったですが、つくづく水風呂が無いのは残念です。水シャワーを浴びてベッド(このベッドは温かいベッドでした)がある部屋へ行きました。シャワーやサウナは裸でもOKですが、このジャグジーとベッドのある場所は男女兼用で水着の着用が必要です。
※妻は、タイのサウナではよくある使い捨てのセパレートのブラトップとパンツをスタッフから貰い利用したそうです。
※私以外、利用者がいなかったのでスタッフの許可を貰って撮影させていただきました。
朝食
朝食会場は2階の「The KithenTable」と「The Pantry」です。雰囲気が違うレストランですが、メインは「The KithenTable」で入りきれなくなったら「The Pantry」といった感じです。
こちらの朝食はハーフビュッフェ形式。メニューから料理とドリンクを選んでオーダーしますが、ビュッフェもあります。ありますというかビュッフェ部分のみでも成立するくらい充実しています。
「W」全般がそうなのかは不明ですが、料理自体も美味しいですし、装飾等見た目もセンスが良かったです。「かっこいい」というか「おしゃれ」というか・・・。お薦めの朝食であることは間違いありません。
居心地も良く、ゆっくりしてしまいラストオーダーの10:30(普段は10時みたいです)になってしまいました。スタッフの方が「ラストオーダーです」と声をかけてくれた時には、既にテーブルにデザート系のパンなどを持ってきていました。「部屋に持って帰っても良いですか」と聞いたら快くOKをいただけたので持ち帰りました。
宿泊費用
予約した時はマリオットボンボイの21,000ポイント+3,828バーツ(約17,226円)でした。12月31日の宿泊なので、かなりの割高にはなっていると思います。ボンボイ会員でない方はポイントと言われても意味不明だと思いますので、以下でご確認いただければと思います。当然のことですが、宿泊日や予約する日によっても費用が変化しますので。
ホテルの料金を確認する
マリオットボンヴォイ公式HPから最低価格保証で直接予約(要会員登録)
Trip.comで確認
Wバンコク(W Bangkok)
▶公式HP:W バンコク
▶開業:2012年2月(改装年2010年) 31階建て
▶客室総数:403室
チェックイン 15:00
チェックアウト 12:00
▶場所:W ホテル バンコク – Google マップ
▶コンセントは日本製でも使用できますが(場所によっては差し込みずらいですが)、電圧が違います(220V)。ノートPCやスマホなどは100V~240V対応が多いので大丈夫ですが、日本用100Vの製品は変圧器が必要ですのでご注意ください。
「W」の感想
冒頭にも書きましたが、DJブースがあったり部屋も鏡を多用していたりして、かなりデザイン性がある個性的な雰囲気でした。妻の友人は「そのイケイケのセンスが良い」と言っていましたが、個人的にはもう少しシックで落ち着いた雰囲気の方が良いかなという感想です。
だからと言って、良くないホテルという訳ではありません。5つ星ホテルですからスタッフは丁寧で好感が持てる対応ですし、デザインも垢抜けていて素晴らしいホテルだと思います。ただ、私達にとっては「ちょっと若すぎるかな」という感想です。
激しくお薦めとまではいきませんが「一度宿泊してみるのも良いですよ」という感じです。
最後にカウントダウンの花火について「ちょっと」だけ。
ピースボート地球一周の船旅カウントダウン2025の花火
冒頭にも書かせていただきましたが、私達は2024年のロイクラトンの際にチャオプラヤー川沿いに建つ「ロイヤル・オーキッド・シェラトン」から見た迫力ある花火に感動して、同じ場所からカウントダウンの花火を見てみたいと思いました。残念ながら「ロイヤル・オーキッド・シェラトン」は満室で、BTS(高架鉄道)で行ける「W」を予約して、12/31の夜「ロイヤル・オーキッド・シェラトン」横にあるリバーシティ バンコクというモールへ向かいました。
全然甘かった
リバーシティ バンコクはロイクラトンというイベントの時は空いていました。ですので22時頃「W」を出て22時半頃には目的地に到着しましたが、人が一杯でした。川沿いには普段はない椅子が並べられていて、チケットが無ければその場所に入ることすら出来ない状態でした。周辺を探してみましたが、どこも一杯で、仕方なく「スターバックス」で立ち見状態で待つことにしました。この時23時ちょうどで1時間ほど、その場で待つことになりました。
花火は大迫力でした
12時になり、複数個所から花火が打ち上りました。その内の一番近い打ち上げ箇所(シェラトンホテル前のチャオプラヤー川の台船)からは50mほどしか離れていません。大迫力の花火でガラス製の壁は振動でビリビリ震えています。派手な花火が打ち上ると店内は大騒ぎで楽しい時間を過ごすことが出来ました。
総論
ホテルにはDJブースがあるなど、私のような爺さんにはちょっと刺激がありましたが、大音量でガンガン流している訳ではないので不快ではありませんでした。その辺のコントロールは流石に5つ星ホテルです。また「The House on Sathom」という歴史ある建造物もあり、新しい感性と歴史が、ぶつかり合うことなく調和しており見事でした。
カウントダウンの花火については認識が甘く失敗で、建物内から見ることになってしまいましたが花火自体は迫力がありました。
全体的に大満足とはいきませんでしたが、まあまあ満足というところでした。次回は、また別の場所を検討してみます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※昨年の2024年もホテルに泊まりカウントダウンを経験しました。ご興味があれば以下からどうぞ。
タイ(バンコク)移住の様子をブログにしています。よろしければご覧ください。
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