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【マンション売却について 4】内見・売却 編

その他の雑記

タイ移住に向けて、私達夫婦二人(子供なし)が現在所有しているマンションの売却を予定しています。今回は、内見と売買成立について書き綴っていきたいと思います。

不動産会社に仲介をお願いするところから、仲介をお願いするにあたって媒介契約や方法、内見や戦略会議どを綴ったブログは以下のとおりです。興味のある方はご覧ください。

不動産会社へ依頼するまで

不動産会社との契約について

内見や戦略会議について

内見5組目

4組目の内見からちょうど1週間後に、私達が専任契約を結んでいる不動産会社とは違う他社さんのお客さんから内見の依頼がありました。

ご高齢の方

70歳前後と思しき、女性の方お一人と他社の不動産屋さん、担当している不動産屋さんの3人でいらっしゃいました。

そのお客さんと他社の不動産屋さんはお友達らしく、口調も砕けていて、両者とも地元の方とのことでした。

20分ほど見学されて、お帰りになられました。

不動産屋さんから報告

「お客様から値段の交渉があり、最低価格(私達の最低価格を事前に伝えてあります)を下回っていたので、厳しいですよとお伝えしていますが、お断りしてよろしいですね。」と確認がありました。私から「お断りしてください。」と伝えました。

売却に向けて進展がありました

不動産屋さんから連絡があり、「4組目に内見された方(お子様2人の4人家族※以後、Aさん家族と呼びます)のローンの事前審査があり、通りました。明日、その報告も兼ねて、売買に向けた交渉をしてきます。」とのことで、私から「頑張ってきてください。お願いします。」と伝えました。

半年以上前から物件を探していたらしい

Aさん家族は、内見の時にも積極的に質問したり、部屋のサイズも測ったりして、かなり前向きな感じでした。翌日には「長期修繕計画」も確認させて欲しいという依頼もありました。営業の人に聞いたら、「今は賃貸で、半年以上前から地元の分譲物件を探していたそうです。」とのこと。

交渉当日の夜に連絡があり

不動産屋から、交渉終了後すぐに連絡があり、「よろしければ、これからお時間をいただけませんか。進捗について報告と相談がございます。」とのこと。会う時間を2時間後に設定して、了承しました。

最初に報告

はじめに、3時間に渡る長時間の話し合いだったこと。次に、私達のマンションを内見したAさん家族が、我が家を見学した感想について報告が以下のとおり、ありました。

特に奥様が、本物件を大変気に入っており、購入にかなり前向きで、旦那さんに購入を促している状況。
・旦那さんも気に入ってはいるが、多額のローンを抱えることに不安がある(当初の予定よりも高い物件のため)。

仮に私達の物件を5,000万円と仮定(具体的な金額はごめんなさい)して、Aさん家族の状況を説明します。
①元々は4,000万円程度で物件を探していたが、自分たちの希望する条件は、この金額で無理であることは、この半年で解った。
②それでも5,000万円は、正直厳しい。でも、良い物件なので購入したいのは、山々である。

そこで相談

当然、価格の交渉となります。前述したとおり、不動産屋には、これ以上安くは売らないという最低価格を4,500万円と伝えてあります。

相手が提示した金額は4,600万円でした。最低価格は割り込んでいないが・・・。

正直なところ、値下げは致し方ないところと思っていましたが、4,750万円くらいで売りたいなという目論見でした。
※参考までに不動産会社3社に査定を依頼し、自宅にも来て貰まいたが、査定額は各社とも大差なく4,500~4,600万円でした。

ん~難しい

決して悪い金額ではないと思いますが、出来れば高く売りたいというスケベ心はあります。悩みどころとしては

①4,750万円であれば、売却と思っていたが、それより低い4,600万円。でも、自分達の設定した最低価格の4,500万円は下回っていない。
②まだ、売り出して1ヵ月半。この後にもっと良い金額で買ってくれる人が出てくる可能性もある。しかし、各社の査定金額をみると妥当な金額。
③タイ移住予定が、4か月後に迫っている。売却手続きにも数か月かかりそうなので、悠長にしてはいられない。

不動産屋さんと折衝

少しでも高く売りたい我が家は、不動屋さんに以下の内容を伝え、若干の抵抗を試みました。

①あと一声4,700万円まで出せないか
②Aさん家族は、SUUMOからの問い合わせで、不動産屋には売り手と買い手の両方から仲介手数料を貰えるのだから(俗に言う両手)、もっと手数料を割り引いてAさん家族の負担を少なくして欲しい

①については、Aさん家族は、かなり無理をして4,600万円を出しているらしいので、難しいかなとは思いましたが要望として伝えました。②については「お客ばかりではなく、自分たちの腹も痛めて下さいよ。」という意味で、申し伝えました。

※仲介手数料の「両手」「片手」については以下のブログを参照ください

不動産屋さんの回答は

私達の要望を受けて、Aさん家族と話をした不動産屋さんの回答は以下のとおりです。

①については、これ以上の負担をAさん家族に強いることは出来なかった。
②について、要望の金額には届かないが50万円は弊社で負担するので、4,650万円でご納得いただけないか

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決断

即答はせず妻と検討

大きな金額なので、悩みました。悩みは一点。

【今回断った場合、今後4,650万円以上で売れるのか】

前述したとおり、3社に我が家の査定をしてもらった結果は4,500~4,600万円販売価格は5,000万円です。

妻の見解

「仮にも5,000万円で売り出したのに、4,650万円は下げ過ぎ。そもそも他社は4,600~4,700万円という価格帯での売り出し提案の中、5,000万円という売り出し価格という戦略で、この会社に決めたのだから、今後も不動産屋さんに努力してもらって、4,650万円以上で売れると思うし、責任もって売ってもらおう。」という相変わらずの強気。

私の見解

「4,650万円は、査定価格帯でも後半の方で、悪い金額じゃない。5,000万円の価格設定(もちろん双方合意の上ですが)をした以上は、責任を持って売買に向けて努力すべし(高価格という飴をぶら下げた以上)という言い分も理解できなくはない。しかし、現実問題として、相手がいることで、誰しも少しでも安く買いたいと考えている中で、4,650万円は悪くない金額。このあたりが手打ちのしどころ。」と話し、妻を説得。

結論

4,650万円で売買契約を締結することにしました。妻は最後まで不満気でしたが、渋々ながら承知しました。

この決断が良かったのか悪かったのかは判断のしようがありません。我が家は、角部屋でルーフバルコニーがあり、マンション内に同じ条件は存在しない(同じ間取りの部屋はあります)ので、単純に比較出来ません。

一番ショックなのは、我が家より下の階で同じ間取りで同じような金額とか、ちょい安くらいで売買されることでしょうか。ルーフバルコニーが付いてないのに、同じような金額は悲しすぎます。

契約締結

不動産屋さんに連絡すると、3日後に契約書の取り交わしとなりました。気が変わらないうちになるべく早くということでしょうか。

Aさん家族(買主)は重要事項の説明もあるので、1時間半前から。私達(売主)はその後、一通り契約に関する説明を受けて、諸々の書類にハンコを押しました。Aさん家族は都合2時間半くらい不動産屋さんの説明を聞いていました。

契約締結の際、買主さんから手付金をいただきましたが、仲介手数料をきっちり引かれました(半分ですが)。しっかりしています。

いざ売却となると

売却をしておいて何ですが、いざ売れてしまうと、ちょっと寂しい気分になります。もともと嫌になって売り出したものではなく、不満があるわけでもなかった家です。いや、不満どころか、かなり気に入っていました。

我が家のフロアは、周りの建物より高かったため、眺望は抜群でした。また、ルーフバルコニーの鉢植え達も、春には美しい花を咲かせ、夏は緑に生い茂り心を癒してくれました。上階やお隣さんの騒音もなくトラブルもありませんでした。

約6年間という短い期間(前の家は約19年)でしたが、「この家にして良かった」と言える物件で、本当に満足でした

それゆえ、寂しさもひとしおですが、次のステップ(タイ移住)のための仕方のない選択です。タイでより良い生活をして、この寂しさを吹き飛ばしたいと思います。

今回はここまで

今後は、売買の手続きが進行していくと思いますが、それはまた別のブログで紹介していきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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