タイのバンコクに移住した50代の夫婦です。移住して3年目になります。
タイの賃貸契約期間は1年間がほとんどですので、今回3回目の契約をしました。
契約を更新するか、終了して退去し別の場所に住むかは人それぞれだと思いますが、私達は一度も契約更新せずに今回も新しい契約を交わしました。
引越しの理由
理由は二つあります。
- せっかくタイという異国に来たので様々な場所に住んでみたい。
- 基本的にタイのコンドミニアムは家具家電付きなので引越しが楽。
手続きも日本のエージェント(不動産仲介業者)に入ってもらっているので、さほどエネルギーは使いません。エネルギーを使うと言えば、どの物件にするか探すことが一番大変ですが、こちらは楽しさの方が勝っています。疲れないと言えばウソになりますが、うきうきとワクワクの比重の方がはるかに大きいです。
👉 初回の引越しの様子や必要な手続きはこちらの記事にまとめています。
【参考】バンコク初回の引越し体験記
今回の引越し
今より少し離れた場所へ
前回は同じコンドミニアム内で20階から35階への引越しでしたが、2回目の今回はトラックを利用しての引越しです。
- 移動ルート:BTSスクンビットライン「ハーイェークラップラオ駅」 → MRTブルーライン「ラマ9世駅」
- 距離:車で20分程度
- 方法:エージェントから紹介された引越し業者
レンタカーを借りたり、配送サービス(LALAMOVEなど)をお願いしたり、他にも方法は色々あります。
しかし、タイ語も英語も話せない私達に選択肢は多くありません。結果的に私達はエージェントから紹介してもらった日本語が通じる「引越し業者」さんにお願いしました。
LALAMOVEの場合、距離により金額が変わり人も雇えるので一概には言えませんが、1,000バーツ(約4,500円)くらいで可能かと思います。
しかし今回は経験も兼ねて「引越し業者」を選択しました。レンタカーは結構な費用で、荷物が積めそうな大きい車の場合、運転手付きのLALAMOVEより高くなりそうです。
引越し費用とサービス内容
紹介してもらった業者さんの内容は以下の通りでした。
- 車両1台
- スタッフ3名(運転手含む)
- 作業時間:9時〜12時(3時間)
- 費用:税込6,420バーツ(約29,000円)
最初にLALAMOVEの値段を出してしまうと高いと感じますが、事前にダンボール(大20箱、小10箱)やプチプチ、テープなどを届けてもらえました(私達は1週間前に受け取りました)。
さらに追加で大型保冷用バッグ(冷蔵庫の中の物)やハンガーボックス(洋服をハンガーにかけたまま運搬)を希望すると「当日にお持ちします」と対応してくれ、日本の引越し業者に近い形です。
代表の方は日本人で、LINEで日本語のやり取りができレスポンスも良好。このあたりを考えると悪くない値段かなと感じました。
日本での引っ越し費用を考えればかなりお得な印象です。
タイ国内のローカル業者に依頼すればもっと安く済みますが、タイ語も英語もできないため厳しいところです。
また、引越しの質も日系業者の方が高いと思います。
配送サービス(LALAMOVEなど)を使えば確実に安く済みますが、ダンボールは自己調達(購入か近所のスーパーから調達)、ガムテープなど小物も自分で準備が必要です。しかし、圧倒的な安価は事実で、今回の経験を通して、次回はLALAMOVEのような配送サービスも選択肢の一つになるかもしれません。
引越し当日の出来事
約束の9時になりましたが、業者は来ません。
まあ、これはタイではデフォルトなので驚きません。むしろ「渋滞で30分遅れます」と連絡があっただけ良い方です。
- 作業員は3人の予定が5人来てくれました。
- 当日、保冷バッグは持参しましたが、ハンガーボックスは忘れられていました。
業者に訊ねると翻訳アプリで「指示がありませんでした」との回答(作業員の方は日本語が出来ません)。
LINEで日本人社長に伝えると「指示したのですが持参しませんでした。申し訳ありません」とのこと。
「指示されていない」「指示した」の言い合いでどうしようもありません。
最初は作業責任者から「服を段ボールに詰めてください」と言われましたが、「他に方法はないの?」と訊ねると、いろいろ考えてくれて結果的には洗濯干し用のラックにハンガーごと掛けてラッピングして運んでくれました。

タイの引越し業者にお願いしたことがないので比較はできませんが、運搬は丁寧でした。「このダンボール箱は食器なので気を付けて欲しい」と伝えると「Fragile」と書かれたテープを貼ってくれるなどの配慮もありました。
最終的にダンボール箱(大16個・小10個)、スーツケース2個、折りたためるシングルのベッドマット2個、その他もろもろを30分もせずに積み込み完了。
事前に伝えていましたが、一応「新居の契約は11時だからそれ以降に来てね」と翻訳アプリでも伝えて一旦別れました。

新居での搬入
新居の契約は11時の予定でしたが、オーナーが15分ほど遅れて、契約書にサインなどをして部屋に着いたのが11時半頃。
すると荷物はすでに部屋前まで運ばれており、作業員の方々は待っている状態でした。
コンドミニアムの仲介業者とオーナーと私が部屋を確認している間に、荷物の搬入は10分程度で完了。
保冷バッグの中身は冷蔵庫に入れてくれて、ハンガーにかかった服もワードローブに掛けておいてくれました。
チップでモヤモヤ
タイでの引っ越し業者へのチップ相場は1人50〜100バーツと聞き、3人分の300バーツを用意していました。
ところが当日は5人に増えており、「こちらの要望ではないのに余分に200バーツのチップを負担?」とモヤモヤ。
最終的には日本人の仲介業者に通訳してもらって「3人の予定だったから300バーツしか用意していなかった」と伝えてもらい、予定通り300バーツを渡しました。それでも1人あたり50バーツは下らないので、妥当なラインかなと思います。
今回の感想と今後
今回の日系の引越し業者についての感想です。
- タイの相場と比較すれば高い
- 日本式の安心感は大きい
- 忘れ物など小さな不備はあったが全体的には丁寧
値段(約29,000円)とサービスの兼ね合いは個々の感覚の違いもあり難しいところです。引越しの経験も少ないので、あくまでも個人的な感覚として、絶賛はしないものの「まあ良かったのかな」という感想です。次回も選択肢に入る業者さんでした。
また、私達の引越しの2週間後には同じコンドミニアムに住む日本人とタイ人の夫婦が、シラチャにLALAMOVEを使って引越す予定です。距離は車で2時間程度と違いますが、後日話を聞いて今後の選択肢に入れるか検討したいと思います。
今後は新しいコンドミニアムや周辺施設についてもレポート予定です。よろしければご覧ください。
今回の住み替えについて記事にしています。よろしければご覧ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ピースボート地球一周の船旅
タイ移住の様子もブログにしています。よろしければご覧ください。

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