2025年バンコクでの住み替え
私たちは50代の夫婦で、タイのバンコクに移住して2年が過ぎました。
タイの賃貸物件は 1年契約が一般的 で、更新や退去の意思は契約書の内容によりますが通常は「契約終了の30日前まで」にオーナーへ伝える必要があります。
タイ移住後、初めての賃貸契約は日本の仲介業者を通じて、BTSスクンビットライン「ハーイェークラップラオ駅」近くのコンドミニアムを1年契約しました。駅直結、目の前に「セントラル ラップラオ」、すぐ横に「ロータス」という巨大スーパーもあり、とても利便性の良い場所でした。
結果的にこのコンドミニアムに2年間住むことになり、1年目は20階の35㎡の東向きの部屋で、2年目は同じ棟の35階で少しレイアウトが違う部屋に引越しました。引越しの大きな理由は、賃料が1か月3,000バーツ(約13,500円)安くなったためです。詳細は以下の記事をご覧ください。
👉 2年目の住み替えの記事はこちら
ただ「せっかく海外移住しているのだから、もっといろいろな場所に住んでみたい」と考え、今回は違う場所に住み替えをすることにしました。

内見の進め方|バンコク賃貸で私達のやり方
私たちはタイ語も英語も話せません。当然、タイ現地の仲介業者とのやり取りが出来ません。そのため妻が、駅からの距離やショッピングモールの有無などを条件に「Property Hub」や「DD Property」といった検索サイトで物件を探し、現地に赴いて直接内見の交渉をしました。
翻訳アプリを使って「賃貸物件を探しています。可能であれば部屋を内見したいです。無理であれば、ファシリティ(施設)だけでも見させてください」と伝えると、対応は概ね次の通りです。
- 築浅物件の場合
- 販売・賃貸を担当するエージェントが常駐していて部屋やファシリティを案内してくれる
- その日の内見が難しい場合は予約対応
- 築年数が経った物件の場合
- 管理事務所で「LINEのQRコード」を提示され、仲介業者と連絡するよう案内される
- ファシリティだけ見学できる場合もあるが、部屋は見られないケースが多い
築浅のコンドミニアムの場合(2~3か月)、そもそも賃貸物件がまだ出ていない可能性があります。何か手続きの関係なのか理由は不明ですが、今まで3件ほど新築ほやほやの物件を訪ねましたが、3件とも「まだ賃貸物件は出ていないよ」と言われました。個人的な感覚ですが、築3か月を過ぎたあたりから、ぼちぼち賃貸物件が出てくるのかなと思います。
どちらにしても、最終的には エージェントのLINEを追加してやり取り する流れになります。「こんな部屋が出たけど内見してみる?」みたいな案内が英語で連絡が来るので、翻訳アプリを使いながらコミュニケーションをしました。
日本の仲介業者を通す理由
私たちの場合、気に入った物件(部屋番号までは指定しません)をピンポイントで日本の仲介業者(日本語が通じる)に依頼しました。コンドミニアムのエージェントには申し訳ありませんが、正直、賃貸契約書を取り交わすとなった場合、やり取りには言葉の壁があり、直接契約まではハードルが高いからです。
ただし、日本の業者でも 取り扱える物件に限りがある のが現実です。実際に今回契約したコンドミニアムも
- A社:「その物件のお部屋はありません」
- B社:「紹介できます」と2部屋提案 → 結果的にそのうち1部屋と契約
といったように、同じ物件でも対応が異なることがあります。これは会社ごとの提携先エージェントの違いによるものだと思います。
日本の仲介業者に全てをお任せで紹介してもらう方法も、もちろんOKですが、ある程度こちらの希望を伝えても中々希望通りとはいかないことも多いので、私達は上記の方法で部屋探しをしました。

バンコク賃貸と仲介業者のリアルな印象
余談ですが、私たちが依頼しているのは小規模な仲介会社 です。
大手不動産会社は「賃料30,000バーツ以上から紹介」というスタイルもあり、私たちの希望(20,000〜25,000バーツ/30〜40㎡)には合いませんでした。
一番初めの物件探しでは、それでも何とか比較的大きな会社にお願いしましたが、正直なところ対応が事務的で印象が良くありませんでした。小規模な会社の方が親身でフットワークが軽いと感じます。もちろん担当者次第ですが、少ない経験から言えば 「こじんまりした業者」の方が相性が良い というのが実感です。
※あくまでも個人の感想です
👉 以前書いた関連記事はこちら:
タイ・バンコクでの賃貸契約と仲介業者について
今後の住み替え候補地
将来的にはバンコク以外への移住も考えています。
- リゾート地の パタヤ
- パタヤの近くで日本人居住者も多い シラチャ
- タイ第2の都市 チェンマイ
パタヤやシラチャは日本人居住者が多く、日本食レストランや病院、日系スーパーなども揃っています。生活の利便性は高く、バンコク中心部に比べれば物価なども低く家賃や生活費を抑えやすいと思います。
チェンマイは物価がさらに低く、自然に囲まれた暮らしができる点が魅力です。しかし、バンコクやパタヤに比べると日本語対応の医療機関や日系サービスは少なく、生活の利便性はやや劣ります。加えて、毎年2〜4月頃には農地の野焼きなどによる大気汚染(PM2.5)が深刻化し、かなり高い数値になる日が続くこともあります。長期滞在者にとっては健康へのリスクが現実的な問題となるため、移住を検討する際はこの点を十分考慮する必要があります。
結局のところ、どの都市が住みやすいかは、利便性を重視するか、物価の安さを優先するか、あるいは自然環境とのバランスを取るかなど、その人の価値観やライフスタイルによって変わってきます。
海外移住初体験の私達にとってバンコクは利便性が高く気に入っているので、しばらくはバンコク内の別のエリアに住んでみようと思っています。
まとめ|バンコク賃貸は「情報+相性」が大事
- バンコクの賃貸契約は1年が基本、更新や退去は30日前通知が目安
- 物件探しは「Property Hub」「DD Property」などの検索サイトが便利
- 内見はエージェントのLINEを通じて進めるのが一般的
- 契約は日本の仲介業者を通すと安心だが、取り扱い物件は会社によって異なる
- 大手よりも小規模業者の方が親身に対応してくれることも多い
※あくまでも個人の感想です
これからバンコクで移住や住み替えを考えている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
タイ移住全般についてブログにしています。よろしければご覧ください。

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