タイのバンコクに移住した50代の夫婦がタイの伝統行事であるロイクラトンを体験するついでに「ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ(Royal Orchid Sheraton Hotel & Towers)」に宿泊しました。
チャオプラヤー川を見下ろす5つ星ホテルの宿泊レビューです。
アクセス
最寄駅はBTSシーロムラインの「サパーンタクシン駅」と言っていいと思います(詳細は後述します)。そこからホテルの無料送迎ボートで5分くらいです。もちろん駅からタクシーなどでいくことも可能(歩いても15分くらいでしょうか)ですが、是非チャオプラヤー川を体験してください。駅から歩いて数分で「サトーンピア」という船着場に到着します。残念ながら決して綺麗な川ではありませんが(はっきり言って汚いです)、普段あまり経験することない川でボートに乗るという体験は、新鮮で気持ちの良いもので、乗る価値ありです。というか乗ってください。
周辺には多数のホテルがあり、それぞれのシャトルボートで無料送迎しています。私が見ただけでも「ペニンシュラ」「ヒルトン」などがありました(実際はもっとあると思います)ので、間違いのないようお気を付けください。
ボート乗り場地図:サトーンピア – Google マップ
厳密に言えば、BTSゴールドライン「ジャルンナコーン駅」が直線距離では最寄りになります。この駅は「アイコンサイアム」という商業施設の裏にある駅ですが、川を隔てているので結局ボートに乗らなければなりません。シェラトンホテルの無料送迎船はアイコンサイアムも経由するので、ホテルには到着しますが、ルート的にホテル(ホテル ピア)→アイコンサイアム(アイコンサイアム ピア)→サパーンタクシン駅(サトーン ピア)なので、アイコンサイアムから乗っても必ずサパーンタクシン駅を経由することになります。さらに、ジャルナコーン駅はサパーンタクシン駅の次のクルントンブリ―駅で乗り換えという訳の分からない状態になるので、誰もお薦めしていません。
突然の宿泊予約
当日、突然「今日はロイクラトンだし、シェラトンホテルに泊まりに行こう」という意味不明な思考回路で、予約を試みたところ予約出来たので、宿泊することにしました。
※ロイクラトンの様子は以下のとおりです。よろしければ以下からどうぞ。
私達はマリオットボンボイのプラチナ会員でポイント宿泊が出来るので25,000ポイントで予約しました(1ポイント1円という訳ではありません)。参考までに当日の予約画面では宿泊料金は12,947バーツ約58,261円でした。当日とはいえ、普段と比べて、かなり高い宿泊費です(イメージ的には倍近いでしょうか)。ポイント宿泊は普段とあまり変わらなかったので、その分お得感があるのかなというのも、宿泊を決めた理由の一つです。
※後述しますが、このホテルでは「ロイクラトン」と「大晦日」が一番混む日なのだそうです。必然的に宿泊料金も高くなるということだと思います。
ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ
Royal Orchid Sheraton Hotel & Towers
▶公式HP:http://www.royalorchidsheraton.com/
▶開業:1982年(改装年2010年) 28階建て
▶客室総数:726室
チェックイン 15:00
チェックアウト 12:00
▶電話:02-266-0123 日本からは+66-2-266‐0123
▶場所:ロイヤルオーキッド・シェラトン・ホテル&タワーズ – Google マップ
▶コンセントは日本製でも使用できますが(場所によっては差し込みずらいですが)、電圧が違います(220V)。ノートPCやスマホなどは100V~240V対応が多いので大丈夫ですが、日本用100Vの製品は変圧器が必要ですのでご注意ください。
チェックイン
14時頃自宅を出たので、ホテル到着は15時近くになってしまいました。ちょうどチェックインの時間帯だったので、カウンターは混雑していましたが、マリオットのプラチナ会員特典で27階の「シェラトンクラブ」というラウンジでチェックインさせてもらいました。ただし、まだ部屋が出来ていないようで1時間くらいかかるようです。当日予約ですし、高層階の部屋を用意してくれているそうなので仕方ないですね。
シェラトンクラブについて
マリオットボンボイのプラチナ会員以上やエグゼクティブフロア、スイートルームの宿泊者が利用可能となります。
27階にあり、無料でドリンクが飲めて、時間帯によって簡単な食事やアルコールもいただけます。
※小さなお子様もいたので、子供も利用可能です
ラウンジのスケジュールは以下のとおりです。
Sheraton Club
Operating Hours 6:30-22:00
Continental Breakfast 7:00-11:00
Allday refreshments 11:00-22:00
Evening cocktails 17:00-20:00
Horsd’ oeuvres Snacks and Dessert 18:00-20:00
Continental Breakfast 7:00-11:00
参考のため、翌日の朝ごはんを画像に残してきました。G階の朝食会場よりは空いていますが、それを差し引いてもG階の方が、はるかにいいですね。まあ、スペースの関係で種類も少ないので、仕方ないとは思いますが。
Allday refreshments 11:00-22:00
朝食とカクテルタイム以外の状態です。食べ物に関して端的に言ってしまうと、クッキー的な物が3種類(翌日はフルーツなど、ちょっと増えていました)ありましたが、他のホテルのラウンジと比べて、ちょっと寂しい感じがしました。
Horsd’ oeuvres Snacks and Dessert 18:00-20:00
Evening cocktailsは17:00から(アルコールを含めた飲み物)始まりますが、オードブル(料理)は18:00からの提供です。この日は激混みでしたけど・・・。料理は満足とまではいきませんでしたが、及第点だったと思います。
※「Horsd’ oeuvres」って日本語で言う「オードブル」なんですね。読めないし、知りませんでした。
カクテルタイムの混雑たるや
ロイクラトンは、1年で1番か2番の混雑日とのことでしたが、それにしても利用者が多かったです。こんなに混雑しているラウンジは初めてです。16時50分頃に行きましたが、空いている席はなく、スタッフの方に「2人なんだけど・・・」と伝えたら、臨時でテーブルと椅子を用意してくれました。
カクテルタイムが始まる17時前から満員状態で、来た人でも中に入れず帰ってしまう人がかなりいました。1年に1回か2回だからしょうがないんですかね。料理も15分くらい並んでから、ようやく取ることが出来るという状態で、今回のラウンジは「ちょっと」という感じでした。
ホテルの施設紹介
部屋が準備出来るまでの間、ホテルのファシリティの確認などでブラブラしました。以下でご紹介します。
プールは1階に2か所
2か所とも1階にあります。
The Terrace Pool 7:00~22:00
本日は「ロイクラトン」だからだと思うのですが、閉鎖してディナーの準備をしていました。
The Garden Pool 7:00~19:00
こちらは通常営業。孔雀を放し飼いにしていてビックリしました。本日は、ほぼ満室らしいのですが、一つのプールだけの営業でも空きはありました。
奥にはテニスコートとバスケットコートも確認出来ました。
FITNESS CENTER 24時間営業
こちらも1階で「Terrace Pool」の横にあります。24時間利用可能ですが、スタッフがいる時間は7:00~22:00です。
サウナ
1階のフィットネスセンターのすぐ近くのトイレの中にあります(バンコクでは普通にトイレの中にサウナがあります)。
どうやらリクエストが必要なうえ、1人30分とか制限があるようです。本当かなと疑問に思い「とりあえずリクエストして使ってみよう」と思いましたが、ジムのスタッフに「サウナ イズ ブロークン」と言われ、「壊れとんのか~い」と後ろにひっくり返りそうになりました。ジムの近くのトイレの中にロッカーとかシャワーがあって、木材で蓋をしたような箇所があり、多分そこなのかなと思います。
※トイレの写真を撮り忘れました
「MANDARA」-SPA-
3階にあります。多分、3階フロア全てがスパです。ごめんなさいスパを利用していないので、リポートはなしです。
ご興味のある方は公式HPからどうぞ
レストラン
朝食会場である「FEAST」のほかに
▶「GIORGIO’S」:イタリアン
▶「Thara Thong」:タイ料理
▶「SIAM YACHT CLUB」:多国籍料理
がありますが、今回は利用していないので、こちらも公式HPからの紹介となります。
その他の施設
G階にあるレセプションやお店など。
ルームツアー
27階の2708号室です。
花火がド迫力
ホテルの日本人スタッフから聞いたところ、「本日(ロイクラトン)は、20時40分から複数個所から花火が上がり21時過ぎまでお楽しみいただけます」とのこと。
この花火がすごかった。目の前のチャオプラヤー川から花火を打ち上げるのですが、日本ではあり得ない近さから花火を打ち上げます。多分、日本では消防が許可しないだろうという近さです。
結果的には、20時40分から21時10分頃までの30分間打ちあがりました。多少、間が空くときがありましたが、多分4~5か所から順番に打ち上げをしていました。特に宿泊したシェラトンホテル(チャオプラヤー川に停泊したの船から打ち上げ)の花火が目の前でド迫力でした。
日本人スタッフの方曰く「ロイクラトンと新年に花火が上がりますが、新年の方が規模が大きく、今回上がらなかったアイコンサイアムからも花火が上がります。」とのこと。
この日本人スタッフの方には本当にお世話になりました。物腰が柔らかく丁寧でありながら決して卑屈ではない素晴らしいスタッフでした。「ロイヤルオーキッドシェラトン ホテルアンドタワーズ」に来て2年になるとおっしゃっていて、その前は「シェラトン グランデ スクンビット」にいらっしゃったとのことです。「タイに来て10年が経ちました」とおっしゃっていました。30代に見えましたが、男性で素晴らしいスタッフでした。
※忙しい方のようで、折返しの電話に数時間かかることもありましたが・・・
私も花火は何回も見に行き、バンコクに渡る2023年にも家の目の前の川から上がる花火を何度も観てきました。その距離、打ち上げ箇所から4~500mくらいだったと思います。これでも大迫力でしたが、それよりも今回の花火は近かったです(100m離れていないと思います)。シェラトンが打ち上げる花火は近すぎて、花火が開く瞬間は窓がビリビリと震えます。特に今回は27階に宿泊させていただいたので、目の前で花開く感じです。私の人生で最接近の大迫力花火でした。皆さんも是非一度ご体験されることをお薦めします。
朝食会場は「FEAST」
朝8時30分ころに朝食会場であるG階の「FEAST」に行きました。一番といっていいほどの混雑日とのことで、広い会場でしたが10分くらい待ちました。料理の種類も多く、清潔感もあり、味も悪くなかったです。ホテル朝食によくある、麺類をその場で調理してくれたり、卵料理を作ってくれるサービスも、もちろんあります。
ホテル総評
今回はロイクラトンという一大イベント時の滞在となってしまい大混雑だったので、ラウンジ利用も含めて気持ちの良い滞在とはなりませんでした。しかし、スタッフは愛想も良く接客自体には問題はなかったですし、何と言っても大迫力の花火を存分に堪能出来たので、差し引きゼロといったところです。
ロイクラトンと大晦日以外でしたら、コスパは悪くないと思います(でも、ロイクラトンと大晦日以外は花火が無いので難しい所です)。特に上層階であれば、タイを代表するチャオプラヤー川の眺めが良くて、商業施設のアイコンサイアムを見ることが出来ますし、ロケーション的には悪くないと思います。
「お薦めです。是非行ってください。」とまではいきませんが、悪いホテルではないと思います。アイコムサイアムの行き来は無料のシャトルボートもありますし、アイコンサイアム見物がてらの宿泊であれば「あり」だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ピースボート地球一周の船旅タイ移住の様子をブログにしています。よろしければ、ご覧ください。
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