バンコクに移住して1年半が経過した夫婦です。今回はバンコクでの地震についてお話させていただきます。
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バンコクで地震なんて・・・
2025年3月28日13時20分(日本時間15時20分)タイの隣国ミャンマーでマグニチュード7.7の地震が発生しました。震源のマンダレイ付近から1,000km離れたバンコクにも大きな被害が出ました。
まずは、今回の地震で被害にあわれた方々へお見舞い申し上げるとともに皆様が一日でも早く今までの平穏な生活に戻れるよう、お祈りしております。
私達もバンコク在住で被害にあったのは事実ですが、地震発生時にバンコクに居なかったことや住んでいるコンドミニアムの被害がそれほど大きくなかった(今後どうなるかわかりませんが)ので不幸中の幸いだったのかなと思っています。
私達の状況
地震が発生した時間に私達はベトナムの空港に居ました。バンコクのスワンナプーム国際空港に戻るためのチェックインをしていました。
私達が地震を知ったのは妻の友人からのLINEでした。バンコクの建設中のビルも倒壊して大変な状況でした。特にこの倒壊したビルは我が家からBTSという高架鉄道の隣駅という近さで不安は募りました。
私達の住むコンドミニアム
バンコクの中心地で日本人の多く住むスクンビットという地域があります。仮にその地域の中心地をBTSという高架鉄道のプロンポンという駅とした場合、13駅先のハーイェークラップラオという駅のすぐ近くのコンドミニアムに住んでいます。
コンドミニアムの状況
・居室は賃貸で46階建ての35階部分
・1フロアに26部屋(30~40㎥)前後
・1~10階は駐車場で居室はない
・周辺にも40階前後のコンドミニアムが何棟も
日本人の多く住むスクンビットからは少し離れていて、倒壊した建設中のビルからは近いという状況です。
※倒壊したビルまでの距離をグーグルマップで測ったら約3kmでした

※グーグルマップにビル崩壊と載っていました。
そもそもの話ですが、「タイのバンコクでは地震は起きない」と言われていたのですが実際には起きてしまいました。震源地から1,000kmも離れているにもかかわらずです。
地震の直後とその後
前述しましたが、地震発生時に私達はベトナムに居て体感した訳ではないので詳細はわかりません。これから書く状況は同じコンドミニアムに住む日本人の方から聞いた話やネットやニュースなどの情報になりますので、そちらはご了承ください。
2025年3月28日(金)13時20分
隣国ミャンマーでマグニチュード7.7の地震が発生。私達の住むコンドミニアムには避難指示が出てBTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)といった公共交通機関は運行停止(バスは運行していたようです)。道路は異常な渋滞だったようです。
約1,000kmも離れたタイのバンコクで大きな災害となったのは、今回の地震が「長周期地震動」という種類の地震らしく高層のコンドミニアム(日本で言うタワマン)が大きな影響を受けるとのこと。また、バンコク周辺は地盤が緩いということ、さらに地震の少ないバンコクは建物の耐震性能が高くないことも大きな被害となった原因と言われています。
参考
【動画】ミャンマー大地震 なぜ離れたバンコクで被害 1分51秒 | NHK | 地震
私達の住むコンドミニアムでは
35階に住む我々よりも上の階に住んでいる日本人の方の話によると「相当揺れた」と言っていました。エレベーターも使用できない状態ですが管理事務所のスタッフが部屋まで来て「退避指示」を受けたとのことです。
コンドミニアムの管理事務所スタッフはよくやってくれたと思います。ビル倒壊の可能性もある中、階段で最上階である46階まで行って、「退去指示」を伝えたそうです。私達は地震発生の翌日にコンドミ二アムに戻りましたが、事務スタッフ、エンジニア、清掃スタッフなどは業務をしていました。本当に感謝しています。
階段で降りて、近くの広場(以前トレインマーケットというナイトマーケットだった場所)に退避したそうです(この場所は避難場所としてバンコク都がテントを張って水なども配布されたそうです)。21時過ぎに建物の安全が確認されて中には入れるようになったらしいです。停電していますが・・・。
知り合いの日本人の方は暗い状態でスマホの懐中電灯を頼りに40階近くまでの階段を登って部屋に戻って、シャワーを浴びて(この時点で水道は使えたそうです)就寝したそうです。なかなかの猛者です。私には出来ません。
当日の23時には電気も復旧したそうです。今後も余震の可能性があり不安はあると思いますしエレベーターも使えませんが、家に戻ることは可能になりました。
具体的にどれ位揺れたのか気になる所ですが、ネットの情報などによると震度3くらいなのかなという所です。タイでは日本のように震度いくつという概念が無いので、日本人が体感として言っている揺れが震度3と話している方が多かったです。震度4くらいという方もいましたが少数でした。
ホテルステイを選択
地震発生当時、私達夫婦はベトナムの空港に居ました。17時出発の予定でしたが1時間遅れて18時の出発になり、19時過ぎにタイのスワンプーム国際空港に到着しました。イミグレーション通過はスムーズで荷物もすぐにピックアップ出来ました。本当に8時間前に地震があったのかと思うほどで拍子抜けしました。
そこから先が・・・
出口から出ると人でごった返していました。公共交通機関は止まっているので、車しか移動手段はありませんが、タクシーを待つ列はどこが最後尾かもわからないほど何百人も人が並んでいて、到着用のピックアップエリアは渋滞していて、車を探す人が普通に車道に出ていてカオス状態でした。
空港近くのホテルを手配
公共交通機関は運行停止、タクシーはカオスで意味不明。自宅に帰るための手段がありません。さらに、空港に着いた時点では退避指示が出ていて自宅に入れないということもあり、空港近くのホテルに宿泊することにしました。
歩いて行ける場所を探しましたが当然ありません。次に近くにあって送迎があるホテルを探していると「ルメリディアン バンコク ゴルフリゾート&スパ」というホテルが送迎があるとのことで予約しました。しかし、「多分あの辺に迎えに来るよ」と言われた場所は混乱の極みで50mくらいの車道に3重駐車、4重駐車しているので、どこに到着しているのかわかりません。
しかし目の良い妻が「メリディアンだ!」と言って2重駐車の先の3重駐車目のルメリディアンのワンボックスカーを見つけました。スーツケースを引きずり車をかき分け乗車出来ました。
地震が発生して7~8時間しか経っていない非常事態の中でホテルを見つけ出して宿泊できたのはラッキーでした。運が良いのもありますが、妻の行動力の賜物で本当に助かりました。
ホテルは何事もなかったかのように通常営業しており、自宅から約30km離れているこの場所にはほとんど影響がなかったように感じました。このホテルはすぐ隣がゴルフ場ですが、翌日には、みなさん普通にプレイされていました。
宿泊したホテルのスタッフの何人かとお話しましたが、皆さん「揺れは小さかった」と言っていました。なので、スワンナプーム国際空港も損害は、ほぼなかったと考えられます。でもスタッフの方は口々に「怖かった」と言っていました。地震には慣れていないタイの方々は少しの揺れでも恐怖を感じたようです。
私達の住むコンドミニアムは日本人の方の情報によると22時30分過ぎには電気が繋がり、もともと水道は使用できるのでライフラインは復旧したことになります(ガスはなくオール電化です)。しかし、全ての部屋で復旧した訳ではなく居住階や部屋によって「電気が来てない」とか「水道が使えない」という場所があるようです。
地震発生の翌日(3/29)に帰宅
一夜明けて、帰宅しようとしましたが、エレベーターが使用できません。電気は来ていますが、点検後に安全が確保できないと使用できないとのことです。
私達はベトナム帰りでスーツケースを持っています。20kgあるスーツケースを35階の我が家までエレベーターなしで運ぶのは大変な労力が必要になります。そもそも私達の居室は大丈夫なのか?などと考えればきりがありませんが、とりあえずはギリギリまで待って帰ろうという結論になりました。
幸いホテルには16時まで居ることが可能になり、スカイトレイン(BTS)や地下鉄(MRT)も運行を開始しましたので、エレベーターが動くことを祈り待っていました。しかし、エレベーターの復旧の連絡がないまま16時になり「最悪、荷物は数回に分けて運ぼう」と考え、とりあえず帰ることにしました。
自宅のある駅に着くと
17時半頃に自宅近くの駅に到着しました。35階分の階段を登る前に腹ごしらえと考え、駅隣接のセントラルというショッピングモールに行きました。
何も変わらない通常営業
地震発生から30時間ですが、建物自体(5階建てくらいの建物です)は損害を受けた状況はなく、人混みも普段より若干人が少ないかなくらいで。普段と変わらない状況でちょっとびっくりしました。フードコートでご飯を食べてスーパーにも寄っていきましたが、商品不足などは全くなく拍子抜けしました。
いよいよ我が家へ
エレベーターは復旧していなかったので、一旦スーツケースを1階に置いて貴重品や軽い荷物のみを持って、いざ35階まで登り始めました。覚悟はしていましたが疲れました。休憩をとりながら、汗だくになって35階を15~20分くらいで自宅に到着しました。
荷物が多くて35階まで階段を2回往復しましたが、その際、同じコンドミニアムに住む日本人の方が手伝ってくれました。この方の奥さんは事情があって今日本にいますが、地震発生後も日本から連絡をくれたり本当に助けられました。不安な部分をケアしてくれたり情報をいただいたり、このご夫婦には感謝しかありません。
非常階段も天井や壁面など所々クラック(裂け目や割れ目)がありました。エレベーターホールはタイル張りですが、そのタイルが剥がれていたりしました。想像はしていましたが、実際に見るとショックでした。



被害状況は階によっても違っていて、ある階はパッと見何の被害もないところもありました。実際には細かなひび割れなどありましたが・・・。階によって、部屋によって被害状況は結構違いました。
想定外の状態でした
ぜぇぜぇしながらも、ふーっと息を大きく吸って鍵を回して自宅のドアを開けました。パッと見は異常な部分は見えません。小さな部屋なので扉を開ければ、自宅のおおよそは見ることが出来ますが変化が確認できません。
そうです。普段と変わらない光景なんです。テレビが倒れているとか大きな被害はありません。それどころか、棚に置いてある小物なども動いた気配すらありません。しかし、よく見てみると天井にひび割れがあったり、壁にクラックがあったりしましたが、大きなものではなく安心しました。




本当にこの部屋は揺れたのだろうかと思えるほどに物が動いていませんでした。今回、部屋に置いていったもう1台のスーツケースは普通に車輪を下にして動く状態であったにも関わらず同じ位置にありました。でも、居室内に所々ひび割れがあることを考えると揺れたことは間違いないのだろうなと思いますが、動いたと思われる形跡がありません。同じコンドミニアムに住む方は「相当揺れた」と言っているのに・・・。何故なのかはわかりません。
地震発生から2日後(3/30)
地震発生から2日後ですが朝一で洗濯をしました。再度、居室内を点検し新たなひび割れなども発見し、仲介してくれた不動産屋さんとオーナーに画像を含めて報告しました。その後他の階はどうなのだろうと思い、最上階のジムやプール、ラウンジなどがある46階まで階段を登って見に行きました。見た目的には見事なまでに何も損傷がありませんでした。ひび割れ一つありません。高い場所ほど揺れたはずなのに被害が無い(見た目には)のは何故なのでしょうか。廊下や非常階段はクラックが多く、壁や天井から落ちた残骸が散らばっていたので最上階の無傷は本当に不思議です。
晩御飯は下に降りて、フードコートで食べました。少し買い物もしましたが、混雑具合や商品内容には全く変化が無い通常運転です。普段と違うのは35階まで階段を登って帰らなければいけないことぐらいです。
コンドミニアムのアプリがあり、エレベーターの復旧状態などを管理会社の方々が詳細に伝えてくれるので助かっています。


地震発生のその後
バンコクでは3月28日の13時20分に地震が発生してから、わずか3日後の3月31日には「バンコク全体の問題が解決し、ほとんどのインフラが復旧した」として、震災地域の解除を発表しました。
4/1には、5台あるうちの1台のみですがエレベーターが復旧しました。1台なので時間はかかりますが、絶望的な階段上りをしなくて済みます。
少しずつ元に戻っていますが、建物内のクラックの状況など完全な復旧までには相当な時間がかかると思います。
今でも、コンドミニアムに戻れずにホテル生活や身内や知り合いの家に寝泊まりしている人も多くいると思います。特に高層のコンドミニアムは被害が甚大なようです。私達の住むコンドミニアムは他と比較すると被害は少なかったのかなと感じています。さらに自分達の居室に関しては更に被害が少なかったのかなと。これはもう本当に運が良かったとしか言いようがありません。
私達のコンドミニアムでも、戻って来れてない人も多数います。あくまでも私の肌感覚ですが、4月3日現在でも半分の人も戻ってきていないのかなと思います。
居室の様子、建物内部損壊の様子を鑑みて判断している方や、中には地震の恐怖など心理的な理由の方もいらっしゃると思います。
でも、コンドミニアム内で以前から見かけていた居住者の方々と会ったりすると、今までは挨拶もしていなかったのに手を取りあって喜び合ったりしています。正直言って同じ場所に住んでいる以外何の関係性もなかった方々ですが、無事で会えたことに心の底から喜びを感じるのです。
これから被災の影響がどれほど出てくるかわかりませんが、少ないことを祈っています。地震から1週間しか経っておらず不便なこともありますが、元気でいられていることに感謝してこれからも過ごしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は想定外の地震がありましたが、タイは素敵な国です。移住してきて良かったなと思っています。そんな私達の移住の経緯や体験などをブログにしています。良ければご覧ください。

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